シャクナゲ
華麗で存在感のある花です。
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■品種の数は多く、花色も豊富
● 水はけのよい土に植えつける
● 半日陰あるいは西日の当らない場所で管理する
学 名 | Rhododendron |
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英 名 | azalea、rhododendron |
難易度 | 普通に育てられる |
原 産 | 南アジア、マレーシア、ニューギニア、オーストラリアの山地 |
分 類 | ツツジ科/常緑低木・小高木 |
別 名 | シャクナシ、ロードデンドロン |
草 丈 | 50~200cm |
環 境 | 半日陰あるいは午後の日差しがあたらない場所 |
増やし方 | 分球 |
花言葉 | 威厳、荘厳 |
名前の由来 | 枝分かれが多く、まっすぐの枝が1尺もないということからともいわれています。 |
シャクナゲの特徴
日本の野山にも自生する花木ですが、最近では園芸品種のセイヨウシャクナゲが広く栽培されています。夏に冷涼なヨーロッパでおもに品種改良がされてきたため、日本の平地でセイヨウシャクナゲを栽培する場合は、できるだけ水はけのよい土に植えて通風をよくして、夏の日差しや西日を避ける工夫が必要です。
シャクナゲの植えつけ
排水のよい土に植える
水はけのよい、腐植質の多い酸性の土を使って植えつけます。鉢植えの場合、大きめの鉢に排水のよい鹿沼土、あるいは鹿沼土にピートモスを混ぜた土を使うとよいでしょう。浅根性のため、根がしっかりと張るまでは支柱を立てて固定します。植えつけ後は半日陰、あるいは西日があたらない場所で管理します。
シャクナゲの水やり
乾燥させないように注意
根が浅く広がっているため土の乾燥の影響を受けやすいので、水やりは欠かせません。ただし暑い時期に水を与えすぎると根腐れしやすくなるので注意が必要です。
シャクナゲの肥料
リン酸とカリの割合を高く
植えつけ時に元肥を施した後は、10月と2月か3月の年2回、リン酸とカリを多く含む配合肥料を施します。
シャクナゲの植え替え
生長に合わせて植え替える
鉢植えの場合は、2~3年に1回はひとまわり大きな鉢に植え替える必要があります。樹姿をコンパクトに抑えるためには、花後、枝を剪定します。
大きくなりすぎた場合
春先から開花し始めまでの間に幹を残すだけの強い剪定をしま萌芽力があるのですぐに芽吹い2年後にはまた開花します。
シャクナゲの豆知識
日本に自生するシヤクナゲ
世界で300種ほどの野生のシャクナゲがあるとされ、このうち日本には、キバナシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、ホソバシャクナゲ(エンシュウシャクナゲ)、ホンシャクナゲやその変種が自生します。シャクナゲはツツジ属に属しますが、品種改良の進んだ今日では、同属のツツジ、サツキ、アサレアなどとの分類が難しくなっています。