花図鑑

インパチェンス

花期が長く、長期間楽しめる可憐な花です。


インパチェンス・写真1
インパチェンス・写真2
インパチェンス・写真3

※画像をクリックすると拡大します

栽培カレンダー・インパチェンス
■日陰でも開花する■繁殖が容易
■初夏から秋まで花を咲かせる
栽培上のポイント

明るい日陰で管理する
高温乾燥期には葉水を与えてハダニの発生を防ぐ


学 名

Impatiens walleriana

英 名

busy Lizzy

難易度

初心者でも育てやすい

原 産

アフリカ

分 類

ツリフネソウ科/一年草・宿根草

別 名

アフリカホウセンカ

草 丈

30cm、50cm

環 境

半日陰の場所

増やし方

種まき、挿し芽

花言葉

強い個性

名前の由来

ラテン語のimaptiens(我慢しない)が由来。種子が熟すと果皮が破けて飛び散るためです。

インパチェンスの特徴

本来はツリフネソウ科ツリフネソウ属の植物をさしますが、園芸ではアフリカホウセンカをインパチェンスと呼んでいます。半日陰や日陰でもよく育ち丈夫で育てやすい草花ですが、暑さはやや苦手です。

インパチェンスの種まき

明るい日陰に置く

4~6月、ビート板に種子をばらまきして、覆土をせずに明るい日陰に置きます。乾燥させないように底面吸水させます。

インパチェンスの移植

芯を摘んでわき芽を出す

本葉が2~3枚ほどになったら3号鉢、あるいは育苗箱などに移植します。新芽が伸びて8センチほどの大きさになったら摘芯をします。

インパチェンスの定植

根が十分育ったら定植

6月中旬ごろになり、根がいっぱいに張ってきたら、鉢植えの場合、5号鉢に1株をめやすに定植します。根がよく伸びるので、大きめの鉢に植えつけることが大切です。長時間日光にあてると葉や花がしおれてしまうので、定植後は午前中だけ日があたる場所で管理します。庭植えの場合は明るい日陰に株間が30センチ程度になるように植えつけます。

インパチェンスの水やり

土の表面が乾いたら水やり

土の表面が乾いたら水やりをします。夏場は3日に1回、夕方にたっぷりと水やりをします。ハダニの発生を防ぐため、夏の高温乾燥期には葉水を与えて、湿度が高くなるようにします。

インパチェンスの肥料

生育期に液肥を施す

育期には1週間に1回程度、液肥を施します。

長期間よい花を咲かせたい場合

咲き終わった花をそのつどていねいに摘み取れば、長期間元気に花を咲かせ続けてくれます。

インパチェンスの豆知識

ホウセンカの仲間

一般にアフリカホウセンカと呼ばれる小輪で花色が豊富なサルタニー系と、大きな花を咲かせ近年人気のニューギニア系に分けられます。サルタニー系は種子で増やすことができますが、ニューギニア系の品種は種子ができず、挿し芽で増やします。同属のホウセンカも日本では元禄年間から栽培されているなじみのある草花です。


前のページへ
次のページへ