家庭菜園を楽しむ
ガーデンづくりの経験を生かした華やかな菜園。珍しい野菜や地域の特産品種が育つ庭など。家庭菜園は楽しみが尽きません。あなたも家庭菜園を楽しみましょう。
おしゃれに作る野菜
農業を営むわけではないけれど、自分や家族が食べる野菜をおいしく作りたい。どうせ草花を育てるなら、食べられるほうが楽しい。野菜作りのきっかけは人によってさまざまですが、自分で食べるものを自分で作ろうと考えてる人は確実にふえてきています。また近年、自治体による市民菜園や、規模を縮小した農家などの貸し農園がふえてきており、人気も高いようです。自分の庭の一画で野菜を育ててる人、ベランダやキッチンにプランターを並べている人も多いと思います。それもただ育てるだけでなく、栽培の様子が観賞できをようになっていたりします。ガーデニングブームですっかり生活に植物がとけ込んでいますが、野菜作りには育てる喜び、見せるうれしさ等、多くの楽しみ方があります。
ストレス解消にも効果的
ひと口に野菜作りといっても、作り方はさまざまです。有機野菜、オーガニック野菜の人気が高まっていますが、初めて野菜作りをする人が、最初から無農薬有機肥料のみで作るのは、かなりむずかしいものです。まずは、収穫を上げをことを目標にすることをおすすめします。野菜作りの作業は寒さ暑さの中、たいへんをことも多いですが、野菜の成長を見るのはとてもおもしろいですし、さらに園芸療法という分野があるように、土いじり、植物の栽培には、疲れた心を元気にする効果があります。ストレス解消に野菜づくりを始めるのも、よいきっかけだと思います。市民菜園などでは同好の士が集まり、一種の社交場にもなっているようです。お年寄りの趣味としても、体を動かし、コミュニケーションを図れる絶好の機会になります。老若男女を問わず楽しめる、それが野菜作りです。
小スペースの楽しみ方
広い庭がない、土の庭がないからといって野菜作りをあきらめることはありません。広い畑さえあればよいかというと、決してそうでないないからです。広いと労力がかかり過ぎて全体に手が回らなることもあります。かえって自分の手の届く範囲で行うほうが、葉の一枚一枚の変化に気づき、手間も少なくてすむので、愛情たっぷりの野菜になります。もし、失敗しても被害は小さく、すぐにやり直そうという気にもなれるので、初心者にも向いています。大量につくる必要のない家庭菜園では、少しずつ、たくさんの種類の野菜を作ることが可能です。小スペースでもいろいろな種類を育てれば、広い畑にも負けない小収穫の喜びが味わえます。
コンテナ・鉢作りのメリット
コンテナガーデンが普及し、おしゃれな鉢やコンテナが多く出回るようになりました。水やりや施肥に注意すれば、野菜作りも可能です。大きくならない品種を選べば、さらに栽培が楽になります。生活空間に近い場所で手入れがしやすい、作業労力が少なくてすむ、病害虫対策が立てやすい、作り過ぎて無駄にすることがないなど、鉢栽培にはいろいろな特長があります。日本の気象には合わない外国の品種も、環境条件をととのえやすいコンテナ作りなら、けっこう上手くにできることもあります。