スイートピー
花色は豊富で、香りのよい可憐な花が咲きます。
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■矮性種なら鉢栽培も可能
● 花の時期には2週間に1回の割合で液肥を施す
● 花がらは早めに摘み取る
学 名 | Lathyrus odoratus |
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英 名 | sweet pea |
難易度 | 普通に育てられる |
原 産 | イタリア・シチリア島 |
分 類 | マメ科/一年草・宿根草 |
別 名 | ジャコウエンドウ、ジャコウレンリソウ、ハナエンドウ、カオリエンドウ |
草 丈 | 30~200cm |
環 境 | 日あたりのよい場所 |
増やし方 | 種まき |
花言葉 | デリケートな青春の喜び |
名前の由来 | マメ科で甘い香りのすることから呼ばれています。 |
スイートピーの特徴
茎に巻きひげがあって、ほかのものに絡ませて上に伸びていきます。一年草のものと宿根草のものがあり、一年草タイプのものは花色が豊富で、品種によって春咲き、夏咲き、冬咲き(温室で栽培)のものに分けられます。1メートルを越える草丈になりますが、鉢植えでは、支柱がなくても育てられる草丈30センチ程度の矮性種が適しています。
スイートピーの種まき
移植はしない
移植を嫌うため、6号鉢に3~4粒を点まきにして、間引きながら育てます。種皮が硬く発芽しにくいため、カッターやカミソリなどで種皮に傷をつけ、一晩給水させてから種まきをします。発芽後は少しずつ間引き、本葉が4~5枚になるころ1本になるようにします。種まきの時期が遅れると株が充実せず、翌年の花付きが悪くなるので注意します。
スイートピーの水やり
土の表面が乾いてから
5~10月の生長期には、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
スイートピーの肥料
開花中に液肥を施す
培養土に、元肥として緩効性化成肥料を混ぜますが、開花期には追肥として2週間に1回の割合で水やりの代わりに液肥を施します。
スイートピーの摘芯
下から5~6節目を摘む
草丈が伸びる品種では、草丈が20センチほどに伸びたら、下から5~6節目あたりで先を摘み取ると、わき芽が発生して枝数がふえます。
花つきがよくない場合
あたりが悪いと花付きが悪くなり、せっかくつぼみがついても落ちてしまって花が咲きません。ベランダなど日あたりのよい場所に置きましょう。
スイートピーの豆知識
香水のもとにもなる甘い香り
地中海地域を中心に、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ、東アフリカに150種が分布しており、日本には同じラティルス属のハマエンドウやレンリソウ(写真)など4種が自生しています。英名でsweet pea、和名でジャコウエンドウ、別名カオリエンドウなどと呼ばれるように、スイートピーの花には甘い芳香があり、香水の原料としても使われることがあります。