プリムラ
豊富な花色が魅力のサクラソウの仲間です。
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■種類によって性質もさまざま
● 日当たりの良い場所に置く
● 夏は日陰の涼しいところに置く
● 花に水がかからないように水やりする
学 名 | Primula |
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英 名 | primrose |
難易度 | 普通に育てられる |
原 産 | ヨーロッパ、中国など |
分 類 | サクラソウ科/宿根草 |
別 名 | セイヨウサクラソウ |
草 丈 | 10~30cm |
環 境 | 日あたりと風通しのよい場所 |
増やし方 | 種まき、株分け |
花言葉 | 可憐な心 |
名前の由来 | ラテン語primus(最初の)を縮めた語で、早春、ほかの花に先躯けて咲くことから呼ばれています。 |
プリムラの特徴
日本に自生するサクラソウの仲間で、ふつう、外国産のサクラソウ属の園芸品種をプリムラと呼んでいます。たくさんの種類があり、性質もそれぞれ違います。代表的なものに、花が大きいポリアンサ、花茎が短く耐寒性のあるジュリアン、花茎が長く散形状に花をつけるオブコニカ、小輪の花をつけるマラコイデスなどがります。
プリムラの種まき
ビート板にばらまきする
ビート板に種子をばらまきして、日あたりのよい場所で、乾燥に注意して管理します。種まきの適期は、ポリアンサ、ジュリアン、オブコニカは5月、マラコイデスは6月です。
プリムラの移植
腐葉土と赤玉土を同量に
子葉が閲いたら腐葉土(あるいはピートモス)と赤玉土(小粒)を同量ずつ混ぜた土を入れた容器に、2~3センチ間隔で移植します。さらに本葉が4~5枚になったら、3号鉢に1株ずつ植え替えます。
プリムラの植えつけ
根が十分に張ってから
鉢底の穴から根が出るほどになったら、4~5号鉢に移植に用いた土と同じ土を使って1株ずつ定植します。用土にはひとつまみの緩効性化成肥料を施しておきます。
プリムラの水やり
やや乾燥気味に管理する
鉢土の表面が乾ききったらたっぷりと水やりをします。
プリムラの肥料
花中に液肥を施す
開花中は、週に1回、水やり代わりに液肥を施します。
花色が薄い場合
長期間日光に当てないと、花色が薄くなることがあります。冬も戸外の暖かいところで十分に日光にあてましょう。
プリムラの豆知識
日本の自生種クリンソウ
日本に自生するプリムラ類のひとつクリンソウは、学名がPrimula japonica。山間部のやや湿った場所に生え、大きな根生葉から30cmほどの花茎を伸ばし、濃い赤紫色の花を数段の車輪状につけます。和名は、その姿を五重塔などの先端にある九輪に見立てて名づけられています。別名七重草ともいわれます。園芸品種も多く作り出されていて、花色も豊富です。