マーガレット
真珠にたとえられた清楚な白い花です。
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■種子はできず挿し芽でふやす
● 日当たりの良い場所に置く
● 水やり、肥料は控えめに
● 摘芯で枝数を増やす
学 名 | Argyranthemum frutescens |
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英 名 | Marguerite |
難易度 | 普通に育てられる |
原 産 | カナリア諸島 |
分 類 | キク科/宿根草 |
別 名 | モクシュンギク、パリ・デージー |
草 丈 | 15~50cm |
環 境 | 日あたりのよい場所 |
増やし方 | 挿し芽 |
花言葉 | 恋を占う、予言 |
名前の由来 | ギリシア語のマルガリテーヌ(真珠)に由来し、清楚な白い花を真珠にたとえたと思われます。 |
マーガレットの特徴
マーガレットはもともとカナリア諸島に自生する宿根草で、原種は草丈1メートルほどでよく分枝し、一重の白い花を数多く咲かせます。改良品種が多く、中輪、大輪、八重咲きなど花形もさまざまで、花色も桃色や黄色のものもあります。
マーガレットの植えつけ
よい株を選んで定植する
マーガレットは種子をつくらないので、挿し芽でつくった苗や市販の苗を植えつけます。苗を選ぶときには、枝の張りがよく、株元がしっかりとしていてぐらつかず、花数や枝数の多いものを選びます。鉢植えは、5号鉢に1株が目安です。
マーガレットの摘芯
摘芯でわき芽をふやす
苗が10~15センチほどに育ったら、葉を4~5枚残して新芽を摘みます。
マーガレットの水やり
水のやり過ぎに注意
やや乾燥した土壌を好むため、土の表面が乾いてから与えます。夕方には土の表面が乾く程度の水を午前中に与えるのがベストです。
マーガレットの肥料
生育期に薄めの液肥を
生育期間中の4~9月の間は、リン酸分の多い液肥をやや薄めに希釈して与えます。肥料分は全体としてやや少なめでもよく育ちます。
マーガレットの切り戻し
9月中に行う
数年育てた古い株は、9月末ごろに草丈を半分ほどに切り戻すようにします。あまり遅くなると翌年の開花が遅れるので、9月中には作業を行うようにしましょう。
アブラムシがたくさんついている場合
マーガレットはアブラムシの被害が多く見られます。多発すると生育が鈍り、つぼみが開かなくなるので、月1~2回オルトラン粒剤をまいて防除します。
マーガレットの豆知識
マーガレットとフランスギク
白花をつけるフランスギクはしばしばマーガレットと混同されますが、茎が木質化しません。本来マーガレットというのはこのフランスギクをさしますが、日本ではモクシュンギクをマーガレットと呼んだため、本来のマーガレットをフランスギクと呼ぶようになったと言われています。