
ポピー
風に揺れる薄い花びらが魅力です。
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■春から初夏まで花を楽しめる

● 水はけのよい用土を使い、日当たりの良い場所に置く
● 移植を避ける
学 名 | Papaver |
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英 名 | poppy |
難易度 | 普通に育てられる |
原 産 | シベリア、アジア北部、地中海沿岸など |
分 類 | ケシ科/一年草・宿根草 |
別 名 | 虞美人草(ロエアス) |
草 丈 | 50~120cm |
環 境 | 日あたりのよい場所 |
増やし方 | 種まき、株分け(宿根草)、根挿し(宿根草) |
花言葉 | 慰め(アイスランドポピー) |
名前の由来 | 古代ケルト語のPap(パンがゆ)と語源が同じとされ、ポピーの汁をパンがゆに加えて睡眠薬として用いたからといわれています。 |
ポピーの特徴
ケシの仲間で、花を観賞する目的で栽培されるのはおもに次の3種です。ヒナゲシは虞美人草とも呼ばれる多花性の一年草です。アイスランドポピーは日本では秋まき一年草として育てられ、早いものでは3月頃から咲き始め6月くらいまで花が咲きます。オリエンタルポピーは直径10~15センチもある大輪の花を咲かせる宿根草です。
ポピーの種まき
移植を嫌う
3号のポリポットに用土を入れ、数粒直まきをします。種子が小さいので、乾いた砂と混ぜると均一にまくことができます。種まき後覆土はしません。底面吸水をした後、乾燥しないように新聞紙などで覆います。間引きをして本葉が5~6枚になるころひとつのポットに1株になるようにします。本葉が8枚ほどに生長したら、周囲の土を崩さないようにして鉢に定植します。5号鉢に2株がめやすです。直根性で移植を嫌うので、根を傷めないように注意します。栽培鉢に直まきをして間引いて育てるのもよいでしょう。
ポピーの水やり
水のやりすぎに注意
鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
ポピーの肥料
追肥の必要はない
基本的に肥料は控えめに育てます。植えつけ時に土に緩効性化成肥料を混ぜておけば、とくに追肥の必要はありません。葉の色つやが悪いときだけ、液肥を追肥します。
種子を採りたい場合
咲き終わった花をそのまま残し、種子が熟してきたら花茎ごと切り取ります。採取した種子は陰干しして十分乾燥させてから紙袋などに入れて涼しい場所で保存します。