アサガオ
夏に涼しげに花を聞きます。
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■品種は豊富で変化咲きのものもある
● 種子は水を十分吸わせてからまく
● 移植時は根を傷めないように
学 名 | Ipomoea nil |
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英 名 | morning glory |
難易度 | 初心者でも育てやすい |
原 産 | 熱帯および亜熱帯地域 |
分 類 | ヒルガオ科/つる性一年草 |
別 名 | ニチリンソウ、ヒグルマ、サンフラワー |
草 丈 | 5~200m |
環 境 | 日あたりのよい場所 |
増やし方 | 種まき |
花言葉 | はかない恋、愛着 |
名前の由来 | 朝咲いて昼にはしぼむことからアサガオと呼ばれます。 |
アサガオの特徴
古くから栽培され、夏の風物詩ともいえるポピュラーな草花です。江戸時代から盛んに改良され、さまざまな品種のある日本アサガオ、生長が早くたくさんの花をつける西洋アサガオ、花の形がユニークな変化咲きアサガオに大別されています。
アサガオの種まき
十分吸水させた種子をまく
適期は5~6月です。種皮が固くそのままでは発芽しにくいためカッターなどで種皮に小さな傷をつけ、一晩水につけておくと、水分を吸収して発芽しやすくなります。種皮に傷をつけるときは、胚の部分を傷つけないように注意します。種子の細く尖った方を上にして、2センチほどの深さに、3号鉢に1粒ずつ植えつけます。種まき後たっぷりと水やりをして、日なたに置きます。
アサガオの植えつけ
根を傷めないように注意
本葉が3~4枚になったら5号鉢に1株ずつ定植します。用土は水はけの良いものを用います。用土1リットルあたり3~5グラムの緩効性化成肥料を混ぜます。根が細く傷みやすいので、注意します。
アサガオの肥料
液肥を追肥する
元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ、生育期間は10日~2週間に1回の割合で液肥を施します。
アサガオの摘芯
子づるを増やす
本葉が10枚を越えたころ、細いつるを摘芯し、子づるを増やすようにします。
つると葉はよく育っているが花が咲かない場合
窒素肥料を与えすぎるとつるや葉ばかり茂って、花期になっても花が付かないことがあります。また、西洋アサガオの場合は日本アサガオにくらペて葉やつるが長く伸び、花期が遅い傾向があります。
アサガオの豆知識
原産地について
アサガオの原産地についてはいろいろな説がありますが、はっきりしていません。日本のアサガオは、奈良時代末期に中国からもたらされたとか、朝鮮の百済から持ち込まれたなどといわれていますが、こちらも詳しくはわかっていないようです。アサガオの名は『万葉集』にすでに登場していますが、これはおもにキキョウやムクゲをさしているといわれ、現在のアサガオとしては、平安初期の『和名類聚抄』などに「阿佐加保」と記されているのが最初です。