花図鑑

スイセン

清楚で香りよい花が魅力です。


スイセン・写真1
スイセン・写真2
スイセン・写真3

※画像をクリックすると拡大します

栽培カレンダー・スイセン
■花の形や大きさでいくつかのタイプに分けられる
栽培上のポイント

傷や病気のない大きい球根を選ぶ
追肥は窒素分の少ない液肥を施す


学 名

Narcissus

英 名

daffodil、narcissus

難易度

初心者でも育てやすい

原 産

地中海沿岸

分 類

ヒガンバナ科/球根植物

別 名

セッチュウカ、ナーシサス

草 丈

15~30cm

環 境

日がよくあたる水はけのよい場所

増やし方

分球

花言葉

うぬぼれ、気高さ

名前の由来

中国名「水仙」の音読みが由来です。

スイセンの特徴

品種改良が盛んで現在2万近くの品種があります。日本ではフサザキスイセンの変種が一部地域で野生化しています。

スイセンの植えつけ

傷のない球根を選ぶ

球根は傷や病気のないものを選びましょう。鉢植えでは5号鉢に3球をめやすとして、株間が10センチほどになるように、球根の頭が隠れるほどの深さに植えつけます。庭植えの場合は、株間が10~15センチになるように、球根の高さの2~3倍の深さに植えつけます。

スイセンの水やり

乾いたら水を与える

植えつけ後3カ月ほどは葉が伸び出しませんが、根は生長を始めているので、水やりは欠かせません。鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。

スイセンの肥料

与えすぎに注意

新芽が伸び出してきたら、月に1~2回程度、窒素分の少ない液肥を施します。与えすぎに注意しましょう。花後も液肥を与えます。

スイセンの掘り上げ

3年ごとに掘り上げる

3年に1回、夏に葉が枯れてきたら掘り上げて、乾燥させてから風通しのよい場所で貯蔵します。掘り上げない年は、葉が全部枯れたら水やりをやめます。

スイセンの毒について

葉には毒性を持った成分が含まれています。これらの有毒成分は食べなければ問題なく、とくにゴム手袋をして作業する必要はないでしょう。ただし、球根には腐敗を防ぐために薬剤を付着してある場合があり、人によっては大量の球根に触れるとかぶれることがあります。

スイセンの豆知識

花の形が多彩なスイセン

花の形と花色、草姿からいくつかのグループに分けられます。代表的なものとして、●ラッパ系・副花冠(花の中心部分)が花びらより長いもの●大カップ系・花びらが副花冠より長いもの●小カップ系・副花冠の長さが花びらの3分の1より小さいもの●口紅スイセン・副花冠の緑が紅色で、花に香りがあるもの●房咲きスイセン・花茎に2~8個の花がつき、香りがあるもの、などがあります。


前のページへ
次のページへ