
キキョウ
雅な雰囲気をもつ秋の七草です。
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■初心者でも育てやすい

● 花が終わったら切り戻しをする
● 夏は乾燥対策にマルチングする
学 名 | Platycodon grandiflorus |
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英 名 | Balloon flower |
難易度 | 初心者でも育てやすい |
原 産 | 日本、中国 |
分 類 | キキョウ科/宿根草 |
別 名 | バルーンフラワー、キチコウ、オカトトキ |
草 丈 | 15~100cm |
環 境 | 日あたりと水はけのよい場所 |
増やし方 | 種まき、株分け |
花言葉 | 清楚な美しさ |
名前の由来 | 漢名「桔梗」の音読み「キチキョウ」が変化したものとされています。 |
キキョウの特徴
古くから秋の七草のひとつとして親しまれてきた宿根草です。園芸品種も多く、一重咲きのはかに二重咲きや八重咲きがあり、5~6月に開花する極早生種などもあります。
キキョウの種まき
3号鉢に5~6粒を目安に
4~5月ごろ、3号鉢に種子を5~6粒まき、薄く覆土します。用土は赤玉土の小粒とバーミキュライト、ピートモスを同量混ぜたものを使用します。目なたに置いて、乾いたら水やりをします。
キキョウの間引き
元気のよい苗を2~3本残す
発芽して込み合ってきたら、間引いて元気のよい苗を2~3本残すようにします。
キキョウの定植
本葉が5~6枚になったら
本葉が5~6枚開いたころに、ひとまわり大きめの鉢に鉢上げします。用土は種まきのときと同じ割合のものを使用し、緩効性化成肥料を施します。庭植えの場合は、日あたりと水はけのよい場所に、株と株の間を10~15センチほどあけて植えつけます。耐寒性はありますが、冬の霜にはあてないようにします。
キキョウの夏の管理
ワラを敷いて乾燥対策を
夏の乾燥に弱いので、水やりを多めにし、株元にワラなどを敷きます。
キキョウの適芯
新芽を摘んで花数を増やす
春と秋に、月に1回はど速効性化成肥料をひとつまみ施します。
キキョウの切り戻し
茎を半分ほど切る
花が終わったら、茎を半分ほどに切り戻しておくと秋に再び花が咲きます。
何年か経ち元気がなくなった場合
株は古くなると元気がなくなってくるので、3年に1回、3月または10月に株分けをします。
キキョウの豆知識
キキョウの園芸品種
キキョウは日本では古くから観賞用に栽培され、家紋などの図案としてもしばしば用いられてきました。園芸品種も古くからあり、矮性種の〈ウズキキョウ〉、花色が白で二重咲きの〈シロフタエギキョウ〉、紫と白の絞りが入った〈二シキフタ工ギキョウ〉などが知られています。最近は切り花用の草丈の高い園芸品種も多く、花色が紫の〈紫雲〉、花色が薄いピンクの〈シェルピンク〉などがあります。