果樹栽培・ガーデニングの基本

スターフルーツの育て方・栽培方法

カタバミ科

切り口が星の形をした、さくさくとした口触りの常緑果樹です。


スターフルーツ・写真1
スターフルーツの花・写真2
スターフルーツの実・写真3

※画像をクリックすると拡大します

栽培上のポイント

●日当たりのよい場所で、温度管理をきちんと行う。
栽培上の適地

●九州南部、沖縄。
栽培上の難易度

●冬の温度変化に気をつけていれば、比較的容易に栽培できる。

スターフルーツの果樹としての特徴

東南アジアのマレー地方が原産の常緑樹です。果実は先端の細い楕円形で、縦に鋭い稜が走り、輪切りにすると星形になります。また、羽状についた葉は、夜間にたれ下がる習性があり、この習性と果実の珍しい形から、観賞用にも栽培されます。

スターフルーツの栽培条件と品種選び

高温多湿と強い日照を好みます。生育に適した温度は20~25℃、冬期には最低気温が15℃以下にならないように温度管理をします。熱帯地方以外では、鉢植えで栽培します。春から秋にかけての生育期には、屋外で直射日光にあて、冬は日当たりのよい室内で栽培します。耐寒性は比較的強いのですが、1日の温度変化が10℃以上になると枯れてしまうので、室内の温度変化に十分注意しましょう。自分の花粉で結実するので、1本植えるだけで実をつけます。

スターフルーツの栽培方法

赤玉土6、腐葉土2、川砂2の割合で用土をつくり、6号鉢に植えつけます。苗は側枝を適度に残して切りつめます。

5・7・9月に、骨粉と油かすを等分で混ぜてつくった玉肥を2~3個置き肥します。窒素分が多くならないように注意しましょう。

本来は、年間を通してほぼ均一の雨量のある土地で育つ植物です。鉢土の表面が乾燥したら、冬でもたっぷりと水やりしましょう。夏の乾燥期には、水不足にならないように、とくに注意が必要です。

植えつけから3年ほどは切りつめ剪定を繰り返し、「模様木仕立て」にします。成木になったら10号ほどの鉢に植え替えて、その後は間引き剪定が中心となります。

病虫害には比較的強いほうですが、ハダニがつくことがあるので、マラソン乳剤などで防除します。

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