果樹栽培・ガーデニングの基本

アセロラの育て方・栽培方法

キントラノオ科

ビタミンCは、100gあたり1700mgと、レモンのおよそ17倍あります。


アセロラ・写真1
アセロラの花・写真2
アセロラの実・写真3

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栽培上のポイント

●十分な水やりと1年を通して の日照を確保する。
栽培上の適地

●九州南部、沖縄。
栽培上の難易度

●繁殖力が旺盛なので、生育環境を整えれば栽培は比較的容易。

アセロラの果樹としての特徴

西インド諸島が原産とされる熱帯果樹です。果実は球形、あるいはややゆがんだ球形で、ビタミンCの含有量が非常に高く、強い酸味があります。果実の約80パーセントが果汁で、鮮度が落ちやすく、収穫から数時間程度で発酵がはじまってしまいます。新鮮なものを生食できるのは、家庭栽培ならではの楽しみです。

アセロラの栽培条件と品種選び

家庭栽培では鉢植えで栽培を

高温多湿の気候と直射日光を好みます。生育に適した温度は25~30℃、冬期には最低気温が15℃以下にならないように温度管理をします。九州南部や沖縄などなら、十分な日照を確保できれば庭植えも可能ですが、家庭では、鉢植えで栽培するほうがよいでしょう。春から秋にかけての生育期には、屋外で直射日光にあて、冬は日当たりのよい室内で栽培します。繁殖力が旺盛で、冬の低湿期を除いて、年に数回の開花結実を繰り返します。

アセロラの栽培方法

7号鉢で、赤玉土6、ピー
トモス3、川砂1の割合でつくった用土
に植えつけます。苗は鉢とほぼ同じ高さ
で切りつめます。

生育が旺盛なので肥料切れに注意しましょう。実をつけるようになるまでは、毎年5・7・9月に玉肥を3~4個置き肥します。実をつけるようになったらやや控えめにして、毎年5月と9月の2回施肥します。

鉢土の表面が乾燥したら、たっぷりと水やりします。夏の乾燥期には、水不足にならないように、とくに注意が必要です。

毎年2月ごろ、生育期がはじまる前に主枝を20~30cmに切りつめ、新梢の先も切りつめます。伸びを適度に抑えて枝を充実させると、樹形がコンパクトになるだけでなく、実つきもよくなります。

アセロラは両生花で、自分の花粉で結実しますが、開花時にジベレリン液(50~100ppm)を散布すると実つきがよくなります。

春になると、新梢にアブラムシが発生しやすいので注意しましょう。スミチオン乳剤(1000倍)を散布して防ぎます。

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