ジューンベリーの育て方・栽培方法
バラ科
小さな赤い実がまばらな房状にたれる、花も可憐な落葉果樹です。
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●排水のよい土壌を 選び、樹形づくりが大切。
●東北地方以南。
●寒さにも強く栽培は比較的容易。
ジューンベリーの果樹としての特徴
果樹として植えられる品種は北アメリカが原産で、アメリカザイフリボクともよばれます。日本の低山地に自生しているザイフリボクと同じ属です。
ジューンベリーの栽培条件と品種選び
丈夫で育てやすい品種が多く市販されています。日当たりを好みますが、半日ほどしか日のあたらないような場所でもよく育ちます。「スノーフレーク」「バレリーナ」などの品種があります。
ジューンベリーの栽培方法
落葉期の12~3月ごろに行います。寒地では3月がよいでしょう。
日当たりのよい場所に植えつけます。ただし、西日が強くあたる場所は避けましょう。明るい日陰のような場所でもよく育ちます。
主幹が1本の仕立て方が一般的ですが、根元から発生する枝を剪定しない「株仕立て」もよいでしょう。
株立ち性のため、主幹を1本に仕立てる場合は、株元から発生する勢いのよい枝をもとから剪定します。2~3年実をつけた枝は、結実が意くなるので、短く切りつめて新しい枝に更新します。
10月下旬~12月に施します。
自分の花粉で結実しますが、開花時期に雨が多いと、結実が悪くなります。雨よけを工夫するか、人工授粉すると実つきがよくなります。
5月下旬~6月上旬ごろから実が色づきはじめ、観賞に向きます。濃い紫紅色になったものから収穫します。
実が熟すと野鳥による食害が発生するので、ネットなどで防ぎます。