果樹の土作り
果樹栽培にとって、土作りはその後の根の生育を左右するとても大切なものです。肥沃で水はけのよい土づくりから、果樹栽培がはじまります。
深く掘り返して土地を改良
鉢植えは赤玉土と腐葉土が基本
鉢植えの用土は、水はけ、通気性、保水性、保肥力のよい土が適しています。いちばんよいのは、その樹種が自生している土地の土を使うことですが、それがむずかしい場合は、その条件に近い土を選ぶか、作ることになります。一般に赤玉土に腐葉土を混ぜて使います。腐葉土は、落ち葉を主体として、わら、野菜くずなどを堆積して腐らせたもので、有機質をたくさん含んでおり、果樹や実もの野菜、水分を多く必要とする根の弱い草花の鉢植えの用土に使われます。用土は植え替えに使用する1か目前に混合し、握って崩れない程度の水分を含ませて日当たりのよい場所に盛り、ビニールシートなどで腐い、2回くらい切り崩してよく混ぜてから使用します。