クコの育て方・栽培方法
ナス科
古くから薬用植物として知られ、茎や葉はクコ茶にして、果実は薬用酒にして利用されてきた、実用的樹木です。
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●生命力が強いため、とくに心配はない。うどん粉病が 発生したら、ベンレートなどを散布。
●本州以南。
●きわめて丈夫で、肥料や病虫害の心配もほとんどなく、 栽培は容易。
クコの果樹としての特徴
日本各地の山野や河川の土手などに自生し、生け垣や庭木としても植えられています。8~9月ごろ、菓腋に紫色の花をつけ、晩秋には果実が橙紅色に熟します。
クコの栽培条件と品種選び
日当たりがよく、土壌の深い場所を好みます。とくに土質は選びませんが、酸性が強すぎる土壌には適しません。
クコの栽培方法
11月中旬~3月ごろ植えつけます。やや深めに穴を掘り、腐葉土や堆肥を多めにすきこんで保水性を増します。植えつけ後はたっぷりと水をやります。「垣根仕立て」や「半球形仕立て」にします。前刀定は12~3日が適期ですが、生命力が強いので、一年中前刀定可能です。また、強く刈りこんでも、開花・結実にはほとんど影響がありません。庭の広さに余裕があれば、剪定をせずに伸びた枝をたれ下げる「自然樹形」も楽しめます。肥料はほとんど必要ありませんが、生育が悪ければ2月ごろ油かすや鶏糞を施します。