果樹栽培・ガーデニングの基本

バナナの育て方・栽培方法

バショウ科

酸味や水分は少なめですが、糖質が多く、高エネルギーのスポーツ選手向き果実です。


バナナ・写真1
バナナ・写真2
バナナの実・写真3

※画像をクリックすると拡大します

栽培上のポイント

●冬の防寒対策をしっかりと。
栽培上の適地

●小笠原諸島、沖縄
栽培上の難易度

●つねに温度、水分、日照などを考えた管理が必要。

バナナの果樹としての特徴

野生種から突然変異によって生まれた、バショウ科の多年草です。受粉せずに子房だけが発達して、種なしの実がつく、単為結果性の植物です。

バナナの栽培条件と品種選び

十分な日照と水分を好みます。生育湿度は29~30℃、冬期には最低気温が15℃以下にならないように温度管理をします。熱帯地方以外では、鉢植えで栽培します。

バナナの栽培方法

4~5月、15~18号鉢に植えつけます。春から秋の生育期は、できるだけ屋外で育て、十分に直射日光にあてるようにします。冬は日当たりのよい室内で育てます。春先には霜が降りないようにビニールシートで覆うなど、防寒対策を行います。5・7・9月には玉肥を8~10個ずつやります。また夏場は毎日、冬でも鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水をやります。株が大きくなると、吸芽が出ますが、実をつけるまでは、1つを残して切り取ります。収穫後は、吸芽を株分けして、新たな株を育てましょう。葉が35~45枚ほどになると、花がたれて実がなるようになります。実が肥大化したら、支柱を立てて支えます。

前のページへ
次のページへ