マルメロの育て方・栽培方法
バラ科
カリンに似た、ペルシャ原産の果実。カリン同様、ジャムやゼリーに加工すします。
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●赤星病にかかりやすいため、 春先の防除が必要。
●関東地方以北、中部地方の高 冷地など。
●病虫害に十分注意する。
マルメロの果樹としての特徴
実はカリンに似ていますが、マルメロは果皮に綿毛が生えるため、区別できます。ペルシャ原産とされ、現在は地中海地方で多く栽培されています。果実はかたく、生食できませんが、独特の芳香があり、ジャムなどに加工されます。リンゴやナシの花が咲き終わった晩春、枝先に淡いピンクや白色の花が開き、秋に濃い黄色の実が熱します。
マルメロの栽培条件と品種選び
涼しい気候を好み、耐寒性が強い果樹で、雨が少なく、夏も涼しい地域が適しています。自分の花粉では結実しにくいため、他品種の花粉を使った人工授粉が必要です。
マルメロの栽培方法
3月に植えつけます。苗は、接ぎ木した部分がしっかりとしたものを入手しましょう。
日当たりのよい場所で、水はけのよい土が適します。
「主幹形仕立て」のほかに、主枝2本を左右に分けてＵ字形に誘引した「Ｕ字形仕立て」などが一般的です。鉢植えの植えつけと仕立ては、カリンと同様です。
主幹形仕立てでは、枝が混み合うと樹冠内に日があたらなくなってしまに化成肥料、配合肥料を施します。
結実後、生理落果する6月下旬までに、袋かけをします。袋かけによって、シンクイムシの食害を減らすことができます。
果実が緑色から黄色に変わり、独特な香りが感じられるようになったら収穫します。収穫は植えつけ後4～5年を目標とします。
