キクイムシ類
マツノキクイムシ、キイロコキクイムシ、ハンノキキクイムシ、サクセスキクイムシ、ミカドキクイムシなど
成虫があけた孔の中で菌類が繁殖します。
※画像をクリックすると拡大します
キクイムシ類の症状の特徴
成虫が幹に孔をあけて侵入し生卵
キクイムシの仲間は数多く知られていますが、そのなかで、マツノキクイムシ、キイロコキクイムシなどがマツの害虫として、ハンノキキクイムシ、サクセスキクイムシ、ミカドキクイムシなどがクリの害虫として知られています。また、カンキツ類ではハンノキキクイムシ、サクセスキクイムシが加害します。ハナミズキやアジサイにもキクイムシの加害が認められています。成虫で越冬し、5月頃もっとも活発に活動します。樹木の幹に孔をあけて侵入し、孔の中で腐朽菌を培養し産卵します。幼虫はその菌を食べて成長します。樹木への被害は、その菌が樹木のなかで繁殖するために起こり、生育が妨げられ、樹勢が弱まります。ハナミズキやアジサイでは、食害された部分から先の枝は枯れます。
キクイムシ類の対策
被害樹は焼却処分
被害を受けて枯れた樹木は焼却処分します。
キクイムシ類の予防法
適切な肥培管理を行う
樹勢の弱った樹木に飛来して食害する性質があるので、適切な肥培管理をして、丈夫に育てることが重要です。また、剪定した枝や枯れ枝などは、放置せずに処分しましょう。
キクイムシ類の被害の多い植物
●マツ類
●ハナミズキ
●アジサイ
●クリ
●カンキツ頬
●ブドウ
●リンゴ
●モモ
●カキ