さび病(糸状菌病)
さび病、黒さび病、白さび病、褐さび病、変葉病、赤星病など
さび状の斑点が広がります。胞子で伝染する糸状菌による病気。
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さび病の症状の特徴
葉の表面に小さな斑点が発生
病原菌は糸状菌(カビ)の一種のさび病菌で、種類は、白さび病、黒さび病、褐さび病などがあります。リンゴに発生する赤星病もさび病の一種です。一般に、葉の表面に、白色、黒色、赤色などをした少し盛り上がった小さな斑点ができ、触ると粉がつきます。マツやエンジュでは幹や枝にこぶをつくります。ウメの花器が葉状の奇形になり、黄燈色(さび色)に変化する変葉病もさび病の一種です。
さび病の対策
発生初期の薬剤散布が重要
小さな斑点が出はじめた発病初期の薬剤散布が防除のポイントになります。多発してしまうと薬剤を散布しても十分な効果は得られません。マンネブダイセンM水和液、トップジンMゾル・水和液、トリフミン水和剤、サブロール乳剤などを1週間おきに2~3回散布します。
さび病の予防法
風通しをよくして発病を予防
さび病は胞子で伝染するので、発病した株は取り去って焼却します。近くに発病した植物をおかないことが重要です。風通しが悪くなると発病しやすいので、密集して植えたり、茎や葉が茂りすぎないようにします。リンゴ赤星病菌は、冬季にはカイズカイブキなどのビャクシン類に寄生し、春になると1km以上も飛散して伝染するので注意が必要です。
さび病にかかりやすい植物
●ネギ●ニラ ●シソ●イチジク●ブドウ●クリ●ビワ●カーネーション●キク●ユリ●バラ●アスター●ミヤコウスレ●アイリス類●サクラソウ●パンジー●ヒマワリ
黒さび病にかかりやすい植物
●ナデシコ●キク
白さび病にかかりやすい植物
●ダイコン●ハクサイ●コマツナ●キャベツ●キク
褐さび病にかかりやすい植物
●モモ●アンズ●キク
赤星病にかかりやすい植物
●リンゴ
変葉病にかかりやすい植物
●ウメ