灰星病(糸状菌病)
果実では、灰色のカビが生えてミイラ状に腐敗します。
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灰星病の症状の特徴
灰色のカビが発生し腐敗する
収穫間近になった果実の表面に、水がにじんだような淡褐色の病斑が発生し、急速に広がって灰色粉状のカビが生え、腐敗します。未熟な果実に発生した場合は、同様のカビが生えたあとで、しなびてミイラ状になります。花や葉に発生すると、同様のカビが生えて花腐れ、葉腐れとなって、発病した枝は枯れます。
灰星病の対策
発病した果実は焼却処分
病気にかかったミイラ状の果実は、翌年以降の発生源にならないように、焼却処分します。
灰星病の予防法
果実への感染は袋がけで減らす
前年発病して枯れた枝は、冬のあいだに剪定して取り除きます。果実に袋がけすることで果実への感染を減らすことができます。開花期と、収穫期の1か月ほど前までに、ベンレート、トップジンM、ダコニールなど、果樹の種類に対応した薬剤を2~3回散布します。
灰星病にかかりやすい植物
●サクラ
●アンズ
●ウメ
●モモ
●スモモ