つる割病(糸状菌病)
ウリ科の野菜などに発生する、もっとも恐ろしい病気のひとつです。
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つる病の症状の特徴
つるの地ぎわ部が割れて、枯れる
ウリ科の野菜に発生しやすい病害です。気温が高くなったころ、朝晩は元気なのに日中に葉がしおれる症状が数日続いたと思ったら突然、株全体が黄化して枯れてしまいます。株の地ぎわを見ると、まず水がしみたような病斑が発生し、やがて病気に侵された部分が割れたりくびれたりします。サツマイモにも発生します。サツマイモでは地ぎわの茎が割れて葉がしおれて、枯れてしまいます。
つる病の対策
発病したら治療は困難
土の中にいる病原菌(フザリウム菌)が根から入って侵し、増殖しながら植物体全体に広がり、根からの水分や養分を運ぶ導管の組織を破壊するため、植物が枯れてしまいます。病原菌が根から入ってしまうと薬剤での治療は困難で、発病株を抜いて焼却するしかありません。
つる病の予防法
病気に強い接ぎ木苗を植えつける
ウリ科のなかでもカボチャやユウガオなどは比較的このつる病に強く、市販されるウリ類の苗木のほとんどが、これらの台木に接ぎ木されています。接ぎ木苗を購入して植えつけると、発病を減らすことができます。
つる病にかかりやすい植物
●ウリ科の野菜(キュウリなど)
●サツマイモ