根頭がんしゅ病(細菌類)
根本的な治療法がないため、感染予防が大切です。
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根頭がんしゅ病の症状の特徴
地ぎわの根や茎にこぶができる
根頭とは根と幹(茎) との境目あたりをいい、地ぎわの幹や根にこぶができる細菌病がこの根頭がんしゅ病です。病原細菌は土の中にいて、根から感染し、根や地ぎわ部に大小さまざまなこぶをつくります。ときには枝の導管部分を移行して、上部の幹にこぶをつくることもあります。根にこぶができると、栄養を吸収が悪くなるため、生育が悪くなり、最悪の場合は枯れてしまいます。
根頭がんしゅ病の対策
削り取ってもすぐに再生
根本的な治療法はありません。こぶを削り取ってもよいのですがすぐに再生してしまいます。削り取った部分にマイシンSなどを塗布すると多少の効果はあります。削りかすには多量の病原細菌が繁殖しているので、ほかに感染しないように注意して焼却します。
根頭がんしゅ病の予防法
植えつけ時に傷つけないように
この病気が発生した場所は、土を入れ替えます。苗を購入するときには、こぶがないかよく確認して、健康な苗を入手しましょう。傷口から細菌が入って繁殖するので、植えつけ時に根や茎に傷をつけないように注意します。また、株分けや接ぎ木などの繁殖作業の際は、用具や手を消毒用アルコールなどで消毒します。
根頭がんしゅ病にかかりやすい植物
●マサキ●サクラ●バラ●フジ●ボケ●アンズ●ウメ●カキ●キウイフルーツ●クリ●ビワ●ブドウ●モモ●リンゴ●キク●ダリア