
コガネムシ類
ヒメコガネ、マメコガネ、ドウガネブイブイ、スジコガネ、クロコガネ、サクラコガネなど
有機物の多い土に多く発生する甲虫です。
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コガネムシ類の症状の特徴
葉や花、つぼみを食害
中型の甲虫で、ヒメコガネ、マメコガネ、ドウガネブイブイなどがあり、葉を網目のように食い荒らしていきます。マメコガネはバラなどの花に群がってつき、花弁や花芯を食害します。幼虫は乳白色で背中が曲がったイモムシ状で、ジムシとよばれ、根をかじり、苗などを枯死させます。マメコガネの成虫は5~7月に多く出現し、ヒメコガネやドウガネブイブイなどの成虫は7~9月に多発します。
コガネムシ類の対策
見つけたら捕殺する
成虫を見つけたら捕殺します。早朝に木を揺すると、ついているコガネムシが落下してくるので、それを捕殺するのも有効です。薬剤を使うときは、成虫に対してスミチオン乳剤かアクテリック乳剤などが効果的です。作物への登録があることを確認してから使用するようにします。
コガネムシ類の予防法
堆肥をつくるときは覆いをする
畑や花壇を耕したときに、見つけた幼虫を捕殺するようにします。有機物をたくさんほどこすとコガネムシが多発します。腐葉土や堆肥をつくるときは、摘んだ落ち葉や有機物に成虫が飛来して卵を産みつけるので、必ずビニールや寒冷紗で被覆しましょう。ダイアジノン粒剤を施すと幼虫を駆除できます。
コガネムシ類の被害の多い植物
●バラ●アジサイ●カリン●クリ●ブドウ●スモモ●リンゴ●カキ●クリ●キウイ●キャベツ●サツマイモ●ラッカセイ●アスター●カーネーション●ダリア●ハナショウブ●べコ二ア●ジ二●アイリス●マリーゴールド