コウモリガ・ボクトウガ類
コウモリガ、キマダラコウモリガ、ボクトウガ、ゴマフボクトウなど
幹や茎にトンネルを掘るように食害します。
※画像をクリックすると拡大します
コウモリガ・ボクトウガ類の症状の特徴
樹木の幹や草花の茎の内部を食害
おもに樹木に加害しますが、草本植物でも茎の太いものは被害が見られます。樹幹や茎に体長5mほどの細長い幼虫が住みつき、内部を食い荒らしてトンネルのように空洞化してしまいます。コウモリガの場合は、孔の入り口となる幹や茎の表面に、糞でつくった袋状のものがついていて、糞を取り除くと、そこに孔があることがわかります。ゴマフボクトウは樹幹などに小さな孔をあけ、そこから糞を排出しするため、地上に糞がつもります。
コウモリガ・ボクトウガ類の対策
孔を見つけたら針金で幼虫を突く
幹や茎の表面に袋状の糞の塊が見つかったら、それを取り除き、孔の入り口から針金などをさし込んで、中の幼虫を突いて駆除します。6月頃に1回、孔の入り口から殺虫剤を薄めに希釈したものを注入し、ふさいでおきます。
コウモリガ・ボクトウガ類の予防法
樹木の周囲の雑草を刈り取る
孵化したコウモリガの幼虫はすぐに樹木に入りこまず、付近にあるヨモギ、イタドリ、ヒメジョオンなどの雑草などにつくので、予防には周囲の雑草を取り除くことが重要です。
コウモリガ・ボクトウガ類の被害の多い植物
●アジサイ●ツツジ●ハナミズキ●バラ●キウイフルーツ●クリ●カンキツ類●ブドウ●モモ●カキ●ユリ●キク●ヒマワリ●ダリア