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●株が蒸れないように注意する
●ポリマルチか敷きわらで乾燥を防止
●収穫は早めに心掛ける
ズッキーニの特性
つるなしカボチャの一種で、ペポカボチャ属。緑色か黄色の皮はなめらかで、太いキュ
ウリのような形をしています。北アメリカ西部からメキシコあたりが原産地といわれており、イタリアで作られたズッキーニという品種が広がりました。揚げ物や妙め物にされることが多く、皮の苦みが魅力です。花の中に詰め物をして揚げたものもよく食られます。ビタミン類が豊富で、カボチャより低カロリーです。
ズッキーニの品種
緑色種の「ダイナー」、黄色種の「オーラム」などがあります。
ズッキーニの栽培方法
やせ地には堆肥と苦土石灰をたっぷりまき、深く耕しておきます。2週間前までに化成肥料を12mあたり2握りまいて1m幅の高畝をつくっておきます。
サクラの散るのを目安に、株間50cmになるよう1カ所に4~5粒まきます。しっかり覆土してたっぷり水やりをしたら、ホットキャップをかぶせます。10日もするとはぼ芽も出そろうので、本葉2~3枚のところで間引きます。あとは成長にあわせてキャップを破りながら大きくします。
ホットキャップをはずしたら、乾燥を抑えるため、根元に敷きわらをします。種まきの際にシルバーポリフィルムでマルチングをしておく方法もあります。
生育が思わしくないようなら、液体肥料で成長を促します。葉がたくさん出て蒸れるようなら、日当たりも悪くなるので、適当に摘みとります。また、葉が茂ると水やりの水も届きにくいので、きちんと地面に水をやるよう注意します。
カボチャの要領で行います。雄花がなければトマトトーン100倍液で処理します。
ズッキーニの収穫
開花後4日目から、へたの上をハサミで切って収穫します。15~20cmの未熟果から順に切りとり、遅くとも1週間以内には収穫します。小さいうちに収穫していれば株も疲れず、長く収穫が続けられます。雨の日の収穫は、軟腐病の原因になるので避けましょう。花ズッキーニなら、開花したばかりの雌花を収穫します。
ズッキーニの病害虫
蒸れるとモザイク病や灰色かび病などが出やすいので、葉を整理します。葉脈に沿って入る白い模様は病気ではありません。