ラディッシュの育て方・栽培方法
種まきをずらせば周年収穫も可能です。
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●水切れをしないように管理する
●しっかりと間引きをして根を太らせる
●とり遅れのないように収穫は早めに
ラディッシュの特性
二十日大根ともいわれるように、種まきから1カ月ほどで収穫できます。生のまま食べると、少し辛みがあり、ビタミンCがとれます。食べるときに収穫できるよう、プランターなどに種まき時期をずらして栽培するとよいでしょう。
ラディッシュの品種
赤丸品種の「コメット」「レッドチャイム」、白丸品種の「ホワイトチェリッシュ」、白長品種の「雪小町」のほか、多彩な色が出る「カラフルファイブ」、上が赤で下が白い「紅白」なども収穫が楽しいものです。ほとんどが真夏を除き栽培できます。
ラディッシュの栽培方法
根の生育温度が15度前後なので、つくりやすいのは春と秋です。品種にもよりますが、種まきから約30日で収穫できます。
水はけと通気性のよいやわらかな土が適します。酸性土を嫌うので、畑にはあらかじめ苦土石灰をまいて排しておきます。堆肥と化成肥料を施してベッド畝をつくります。プランターなら野菜用土を入れると簡単です。
15cm間隔(プランターは10cm)のまき溝を掘り、種が重ならないようにすじまきにします。覆土は薄くして軽く押さえ、たっぷり水やりをして新聞紙をかぶせます。乾燥するようなら上から水やりをし、3~5日、発芽を待ちます。
子葉が出てから本葉3~4枚までの間に、何回か間引いて株間5cmにします。元肥が十分で成長が順調なら追肥は不要ですが、元気がないようなら、条間に化成肥料をまくか液体肥料を施します。
ラディッシュの収穫
本葉が5~6枚になり、土からのぞく根の直径が品種にふさわしい大きさになったところで、引き抜き収穫します。暖かい時期は、とり遅れると大根のようにすが入るので、早めの収穫を心がけます。いつまでも根が太らないというのは、日当たりが悪かったり乾燥や肥料切れになったことが考えられます。特に乾燥しやすいプランター栽培では、日当たりのよい場所で、土が乾かないように水やりをします。
ラディッシュの病害虫
アブラムシ防除などは、生食するのでできるだけ薬剤を使わず、見つけしだい除去します。高温多湿は病気を招きやすいので、風通しをよくし、夏は日よけも行います。