ネギ・ワケギの育て方・栽培方法
追肥と土寄せでじっくり作ります。
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●根深ネギは土寄せで葉鞘を白く作る
●葉ネギは切りとり収穫で長く楽しむ
●ワケギは病気の少ない種玉を入手する
ネギ・ワケギの特性
中国西部原産。関東の根深ネギ、関西の葉ネギといわれ、各地に特産品種があります。根深ネギは白い葉鞘を太く長くつくり、葉ネギは短く細くします。ワケギはタマネギとネギの種間雑種で、種はありません。
ネギ・ワケギの品種
板深ネギは「ホワイトツリー」「夏扇2号」「金長」など、葉ネギは「九条ネギ」「アクアグリーン」「小春」などがあります。ワケギは早生種と晩生種があります。
ネギ・ワケギの栽培方法
種まき
春まきは4月に苦土石灰を12mあたり2握りまき、堆肥か腐葉土バケツ1杯をすき込んだ苗床に、6cm間隔にまき溝をつけ、すじまきにして薄く覆土、水やりをします。
間引き
本葉2~3枚で2cm間隔に間引き、化成肥料を10日ごとに施します。
植え場所
あらかじめ苦土石灰をまいて中和しておいた場所に、植える当日、耕さずにクワ幅で深さ却皿の溝を東西に掘ります。
植えつけ
6月ごろ20~30cmになった苗を植えつけます。溝の北側に10~15cm間隔で苗を立て、浅く土をかけて軽く跨んで安定させます。上から化成肥料をまいて、堆肥か、わらを厚く敷きます。溝間は90cmにします。
土寄せ
植えつけ40~50日後、化成肥料を1㎡あたり2振りまいて5~6cmの厚さに土をかけます。1カ月おきに3回繰り返します。
苗づくりまでは根深ネギと同じです。
植えつけ
植え溝は深さ10cmで、苗を2~3本ずつまとめて、15~20cm間隔にします。溝間は50~60cm。2週間ごとに同量の化成肥料を施しますが、土寄せは植えつけ1カ月後に1回だけ、倒れない程度にします。
9月、肥沃な土に条間30cm、株間15cm間隔で2~3球ずつまとめ、種球の頭が少し見
える程度に植えます。15cmくらいになったら、追肥、土寄せで分球を促します。
ネギ・ワケギの収穫
根深ネギは、最後の土寄せから30~40日後、畝の端から掘りとります。葉ネギは大きなものから切りとり、化成肥料をまいておくと、新芽が伸びます。ワケギは葉数20本から株を分けるように、抜きとるか切りとります。
ネギ・ワケギの病害虫
べと病や黒斑病に注意。スリップスやアブラムシは早めの薬剤散布で防除します。