モロヘイヤの育て方・栽培方法
高い栄養価を誇る優秀健康野菜です。
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●十分に暖かくなってから種まきをする
●極度の乾燥や肥料切れを避ける
●茎葉が込み合わないように収穫する
モロヘイヤの特性
インド西部、熱帯アフリカ原産で、エジプトの王の病気を治したという栄養価の高さが特徴です。カロチンはニンジンの1.5倍含み、そのほかビタミン肢や、カルシウムなどミネラル分も豊富です。ポリフェノールや生薬を刻むと出てくるぬめりのもと、ムチンは、生活習慣病予防の面から大いに注目されています。
モロヘイヤの品種
品種分類はなく、モロヘイヤの種として売られています。
モロヘイヤの栽培方法
発芽適温が25~28度と高く、生育適温も22度以上です。日の長さが短くなると開花し、霜に当たると枯れてしまいます。水もちのよい肥沃な場所を好みます。
4~5月、一晩水につけておいた種を、平箱かプランターにばらまきます。市販の培養土、または、赤玉土か畑土7、腐葉土3に元肥を入れておきます。覆土は薄くして水やりをします。
本葉2枚から間引いて、株間6cmにします。間引き後から、10日に1回、液体肥料を施しながら、本葉5~6枚にします。植えつけ 1㎡あたり堆肥バケツ1杯、化成肥料と鶏ふん各1振りを施して耕したら、幅120cmのベッド畝を作り、株間60cmで2条植えにします。夏の乾燥期には土が乾燥してしまわないよう、水やりをするか、敷きわらなどで乾燥を抑えます。プランター植えなら株間20~25cmにします。
遅霜の心配がなくなったら、植えつけ時と同様の畝をつくり、1カ所に10粒ずつ点まきをする方法もあります。やはり本葉2枚から間引きを始め、4~5枚で1本にしたら、あとは同じです。
化成肥料を少量ばらまき、軽くすき込みます。または、液体肥料を続けます。
葉数を増やすため、草丈30cmで摘芯し、側枝を出させます。40cmに伸びたら支柱を立て、茎を止めておきます。
モロヘイヤの収穫
50cm以上になったら、側枝を摘芯するように、下葉を残して先端を摘みとり収穫します。また、関西より西では11月下旬以降、熟したさやから採種できます。保存はよく乾燥させてから。まく前に水につけます。
モロヘイヤの病害虫
風通しをはかり、ハダニ防除をします。イモムシ類は見つけしだい捕殺します。