サラダナの育て方・栽培方法
下葉からかきとりながらも収穫できます。
※画像をクリックすると拡大します
●発芽まで土を乾かさないように管理する
●浅植えにして病気を避ける
●レタスより肥料は少なくてよい
サラダナの特性
結球レタスと不結球レタスの中間に位置するレタスで、結球しない分作りやすく、途中で葉をかきとりながら利用する楽しみがあります。普通、サラダナといえばバターヘッド型が多いですが、ほかにも茎葉が立ち上がるステム型、それよりゆるく立ち上がるコス型があります。
サラダナの品種
バターヘッド型では「岡山サラダナ」「サマーグリーン」「四季用秀水」など、ステム型では「ステムレタス」「ケルン」、コス型はこぶし大の小さな「マノア」「コスタリカ4号」などがあります。
サラダナの栽培方法
レタスの栽培に準じますが、肥料はかなり少なくてすみ、結球しないので手間がかからず、間引きや下葉をとりながら利用できるので、まさに家庭菜園向きの野菜といえます。
夏まきはレタスのように、箱まきにして苗をつくって植えつけるほうが無難ですが、春や秋はもっと手軽に、じかまきで育ててみましょう。1㎡あたり苦土石灰2握りをまいて耕し、堆肥バケツ1杯、化成肥料2振りの元肥を施して80~120cmのベッド畝を作ります。
20cm間隔にビールぴんの底を押しつけ、まき穴をつくります。5~6粒ずつまいて薄く覆土したら手で軽く押さえます。たっぷり水やりをして発芽を促します。
3~5日で発芽したら、込み合ったところを間引き、1カ所1株にします。
レタスよりは暑さ寒さに強いほうです。夏は寒冷妙、冬はビニールトンネルをかけることで、一年じゅう育てることができます。ビニールトンネルは蒸れないよう、穴あきのものにします。追肥は特に必要ありません。
サラダナの収穫
春まきで30日から、秋まきなら60日から収穫できます。本葉が10枚以上になったら、7~8枚は残すようにして外葉からかきとり利用できます。または、中心部が巻いてきたら、つけ根から切りとり収穫します。
サラダナの病害虫
レタス類は深植えにすると立ち枯れ病にかかりやすいので、必ず浅植えにします。害虫のネキリムシ、ヨトウムシ、アブラムシなどがひどいときは、寒冷紗のトンネルで防除します。