家庭菜園初心者・簡単野菜作り

サトイモの育て方・栽培方法

手間いらずでたくさん収穫できます。


サトイモ・写真1
サトイモ・写真2
サトイモ・写真3

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栽培上のポイント

●収穫まで半年以上かかるので栽培計画を立てる

●水はけのよい場所を選ぶ

●連作せず、4~5年はあける

サトイモの特性

東南アジアの原産で、ねっとりとした食感が独特です。時間はかかりますが、手間をかけなくても子イモがたくさんできるので、スペースがあるなら植えてみましょう。

サトイモの品種

食べる部位で分けると、子イモ用として「石川早生」「土垂」、親イモ用には「八ツ頭」、親子兼用では「赤芽大吉(セレベス)」がよく出回ります。子イモ用種の青茎に対し、親イモ用や兼用種の赤茎はズイキとして食されます。

サトイモの栽培方法

25~30度くらいで日当たりがよいとよく育ちますが、葉が大きいわりに根が浅く張るので、乾燥させないように注意します。

水はけがよければ土質は選びませんが、砂質地など乾きやすい場合は水やりをし、敷きわらなどで乾燥を抑えます。90cm幅の畝に15cmの深さで植え溝を掘り、元肥として堆肥と骨粉など有機質肥料を1株あたり2握り施し、2~3cmの厚さで間土を入れます。

桜前線を目安に植えつけます。種イモは丸い芽のほうを上にして30cm間隔に置き、芽から5~6cm上まで土をかけて水やり。発芽温度が25~30度と高いので、畝全体をポリシートなどでおおいます。2~3週間で芽が出たら、シートを切ります。

地温が低いときは箱植えにし、ビニールやガラス板をかぶせて保湿します。日中は日当たりへ出して夜は室内にとり込み、本葉3枚まで育てたら植えつけます。

発芽して3週間以降と、それから1カ月後(梅雨明け前) に、追肥をします。株の周りに油かすや化成肥料などを1株あたり1握りずつ施し、中耕します。土寄せは1回目5cm、2回日は10cm程度とします。

ポリマルチは本葉が展開し始めたらはずし、夏の高温乾燥に備え、梅雨明け前に雑草を抜いて敷きわらをします。

サトイモの収穫

初霜のころ、晴天の日を選んで掘り上げます。イモを一つずつはずし、泥つきのまま、風通しのよい場所で陰干しをします。貯蔵は排水のよい土中で行います。

サトイモの病害虫

食害するセスジスズメは見つけしだい捕殺します。サトイモが大好物のハスモンヨトウは、若齢幼虫期にエルサン乳剤を散布します。アブラムシやハダニ、汚点病やモザイク病、軟腐病の影響は、特に心配はいりません。

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