ミョウガの育て方・栽培方法
あいたスペースにちょっと植えたい野菜です。
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●化成肥料は根に直接当てない
●乾燥が激しい夏は水やりをする
●花ミョウガは早めの収穫を心掛ける
ミョウガの特性
中国原産で日本にも自生します。地下茎が伸びて増え、一度植えつけるとずっと収穫できます。日当たりのやや悪い湿った場所のほうが、やわらかくおいしい収穫になります。木の下など、ほかの植物が栽培しにくいところに植えるのもよい方法です。開花前に花穂を収穫する花ミョウガは夏から秋、若い茎を軟白させるミョウガタケは春に食べられます。
ミョウガの品種
収穫の季節により、早生種は夏ミョウガ、晩生種は秋ミョウガとして出回ります。
ミョウガの栽培方法
水もちがよく、日陰の湿った場所を好みます。春の彼岸ごろから出回るタネ株を植えるか、株分けしたものを6月ごろ植えつけます。
全面に堆肥を施し、クワ幅で植え溝を5cm以上掘ります。やせ地では溝を深く掘って元肥として堆肥と化成肥料を入れ、間土を5cm以上します。
春の彼岸過ぎに、種株は新芽をつけて15~20cmに切り、株間15cmに2列に植えます。芽を上にし、覆土は5cmにします。6月に苗を植えるときは、4~5葉開いたものを20cm間隔で植えます。
梅雨明け前と初霜のころ、化成肥料を施して土寄せ、敷きわらをします。肥料分が根に直接当たらないよう注意します。
3~4年収穫すると、株が込み合って収穫が落ちてくるので株分けをします。
植えつけ2年目以降、春に発芽が始まる前から段ボール箱などをかぶせて黒いビニールで包みます。箱の中にもみ殻などを詰めてもできます。3週間後とその1週間後、箱の下を少しあけて5~6時間ほど光と風を入れます。これで少し赤みが入ります。本葉が7~8枚になったら収穫します。作業をするときは日よけをします。株が弱るので、毎年行うことはできません。
ミョウガの収穫
夏以降、つぼみが大きくふくらみ、まだしまっているところで、根ぎわから切りとり収穫します。収穫しないと淡黄色の一日花が咲きます。根が伸びる3年目以降は、収穫量も増えます。ミョウガタケは春、つけ根から手で摘みとり収穫します。
ミョウガの病害虫
特に問題になる病害はありませんが、肥料切れや排水不良の畑では葉枯病、降雨が続くような時にいもち痛が発生します。