コールラビーの育て方・栽培方法
形の面白さも楽しみの一つです。
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●肥料切れしないように追肥する
●下葉をとって球を肥大させる
●高温期は早めに収穫する
コールラビーの特性
メキャベツ、カリフラワーと同じキャベツの仲間です。地中海沿岸原産でイタリア料理に使
われます。カブ型をした茎のつけ根を食べます。キャベツとカブを足した昧ですが、カブよりビタミンA、Cを多く含んでいます。
コールラビーの品種
緑色種の「サンバード」「グランドデューク」、紫色種の「パープルバード」などがあります。
コールラビーの栽培方法
冷涼な気候を好み、性質は強健です。
苦土石灰をまいて耕したところに、元肥として1㎡あたり堆肥バケツ1杯、化成肥料1握りを全面に施します。土を寄せて幅60cmのベッド畝を作ります。
3~4月か9月、株間20cmで4~5粒ずつ2条に点まきし、覆土は薄くして手で押さえ、水やりします。発芽したら2~3回間引いて本葉4~5枚で1本にします。ポリポットで育苗して植えてもよいでしょう。
1本立ちにしたら、株の周りに化成肥料をばらまいて中耕、土寄せをします。高温期は寒冷紗で遮光します。
つけ根がふくらみ始めたら、下のほうの葉は2cmくらい軸を残して切りとってしまいます。養分が葉のほうにとられないようにして、つけ根を太らせるためです葉は上のほうから出ている5~6枚があればだいじょうぶです。
深さ15cmぐらいのプランターや鉢で栽培すると、管理が楽なうえに、欧米のガーデニング素材としてポピュラーなコールラビーなので、観賞用にもなります。種まき時期をずらすと、収穫期間が長くなります。市販の野菜の培養土に、15cm間隔で3~4粧ずつ点まきし、本葉4~5枚で1本に間引きます。発芽まで乾燥させず、発芽後は週1回、液体肥料で肥培します。
コールラビーの収穫
球径5cmくらいから、球の下と上を切りとって収穫します。とう立ちは遅いですが、とり遅れるとかたくなってしまうので、そのときは煮たりスープにしたりしましょう。新聞紙にくるんで冷暗所に置けば長もちします。
コールラビーの病害虫
アブラナ科を連作すると立ち枯れ病が出たりします。土壌感染では薬剤も効きませんが、べと病は殺菌剤の散布で防除します。害虫はアブラムシやコナガがつきますが、育苗期間は寒冷紗のトンネルをかけるのが効果的です。