花図鑑

バーベナ

絨毯を敷き詰めたように横に広がります。


バーベナ・写真1
バーベナ・写真2
バーベナ・写真3

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栽培カレンダー・バーベナ
■サクラソウに似た小さな花
■横に這うように広がる
栽培上のポイント

種子は一晩水につけてからまく
うどんこ病に注意
開花中は週に1回液肥を与える


学 名

Verbena

英 名

vervain

難易度

普通に育てられる

原 産

中南米

分 類

クマツヅラ科/一年草・宿根草

別 名

ビジョザクラ、ヒメビジョザクラ(シュッコンバーベナ)

草 丈

15~30cm

環 境

日あたりのよい場所

増やし方

種まき(一年性)、挿し木(宿根性)

花言葉

勤勉な努力家

名前の由来

バーベナ属のオフィシナリスに対する古いラテン語にちなみます。

バーベナの特徴

日本では一年性のバーベナと宿根性のシュッコンバーベナがあります。一年性のバーベナは種子から、シュッコンバーベナは市販の株から育てるのが一般的です。

バーベナの種まき

秋まきは霜よけをする

一年性バーベナの種子は、一晩水に浸して外皮を洗い流してから育苗箱にばらまきし、薄く土をかぶせます。本葉が4~5枚になったら3号ポットに1本ずつ移植します。用土には緩効性化成肥料を混ぜます。秋まきの場合は霜よけをします。4月中旬~5月中旬に、5号鉢に1株をめやすに鉢上げします。

バーベナの植えつけ

水はけのよい土で栽培

シュッコンバーベナは苗を購入して植えつけます。培養土は緩効性の肥料を混ぜておきます。5号鉢に1株をめやすに植えつけます。

バーベナの肥料

液肥を施す

長い間花を咲かせるため、開花中はリン酸分の多い液肥を1週間に1回程度施します。

バーベナの切り戻し

株元近くで切る

葉が込み合ってきたら、地面に近いわき芽の上で切り戻します。切り取った枝は挿し芽に利用できます。

バーベナの病害虫

うどんこ病に注意

うどんこ病が発生しやすいため、早めに殺菌剤で防除します。また、初夏から初秋にかけては殺ダニ剤を散布してハダニを防除します。

宿根バーベナの株元の葉が腐ってきた場合

葉が茂りすぎて風通しがわるくなったことが考えられます。下葉を刈り取って、風通しをよくしましょう。被害が大きい場合は、地面から10センチほどのところで切り戻し、再生をはかります。

バーベナの豆知識

日本の自生種クマツヅラ

バーベナの仲間は中南米に多く、およそ200種が分布しています。日本にもクマツヅラという種類が自生しています。一年草も宿根草もあり、そのなかで花のきれいなものが観賞用にされ、また薬用になる種もあります。葉は土に接すると根を出し、どんどんと広がるので、広い面積を覆ったり、切り離して増やすことも簡単にできます。


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