花図鑑

ダリア

初夏から秋まで鮮やかな花色が楽しめます。


ダリア・写真1
ダリア・写真2
ダリア・写真3

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栽培カレンダー・ダリア
■花色や花形の種類が豊富
■日あたりと水はけのよい場所を好む
栽培上のポイント

水やりは表面の土が乾いてから
花後、2~3節残して切り、わき芽を増やす


学 名

Dahlia

英 名

dahlia

難易度

普通に育てられる

原 産

アメリカ(中米)

分 類

キク科/球根植物

別 名

テンジクボタン

草 丈

30~50cm

環 境

十分に日のあたる屋外

増やし方

種まき、分球、挿し芽

花言葉

華やかな恋

名前の由来

スウェーデンの植物学者ダールの名にちなみます。

ダリアの特徴

初夏から秋にかけて鮮やかな花を咲かせる球根植物です。花の大きざや花色、花形が変化に富んでいます。

ダリアの植えつけ

鉢の中央にくるように

4~5月ごろ、傷のない大きな球根を選んで植えつけます。10号鉢に1球ずつを目安に、球根の芽が鉢の中心にくるように植えつけます。大輪種には支柱をそえます。庭植えの場合、大輪種は60センチ、中輪種は50センチ、小輪種は40センチはどの間隔をあけて植えつけます。発芽後、茎に付いた芽は、大輪種は元気のよい芽を1個、中小輪種は2個残して取り除きます。

ダリアの水やり

表面の土が乾いてから

日あたりのよい場所で管理し、表面の土が乾いてからたっぷり水やりをします。

ダリアの開花前の管理

上部の芽を摘み取る

茎が伸びてきたら、下から4枚目の葉より上にある芽はすべて芯を摘み取ります。

ダリアの切り戻し

2~3節を残して切る

花が終わったら、下から2~3節残して切ると、わき芽が伸びて秋に再び花が咲きます。

ダリアの肥料

開花中は10日に1回液肥を

生育期間中は月に1回、開花期間中は、10日に1回液肥をやります。

ダリアの掘り上げ

霜をあてないよう保管

適期は日月。球根を堀り上げ、土がついた状態で霜のあたらない場所で保管します。

ダリアの分球

芽をつけて切り分ける

適期は3月ごろ。芽をつけた状態でハサミで切り分けます。

球根が発芽しない場合

芽が折れたり傷んでいたりすると発芽しません。傷がなく、芽がふくらんでいるものを選びましょう。

ダリアの豆知識

花の形は14種類に分類される

ダリアは中南米原産で、約400年前に発見されました。以降ヨーロッパを中心に盛んに品種改良が行われ、現在では園芸品種は3万種にのぼるといわれています。これらの園芸品種は花の形によって14種類に分類することができます。花形には、一重のシングル咲き、八重で花びらが外側に反転して筒状になっているカクタス咲き、一重で花びらが内側にねじれているオーキッド咲き(写真)などがあります。日本には19世紀にオランダ船によって伝えられたとされ、天竺牡丹(てんじくぼたん)とよばれて珍重されました。


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