花図鑑

オキザリス

冬の寒空にも負けない愛らしい小花です。


オキザリス・写真1
オキザリス・写真2
オキザリス・写真3

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栽培カレンダー・オキザリス
■種類が多く、四季を通して楽しめる
■丈夫で栽培しやすい 
栽培上のポイント

花後、葉が黄変したら水やりを中止
夏に球根を掘り上げる


学 名

Oxalis

英 名

Lady's sorrel

難易度

初心者でも育てやすい

原 産

南アメリカ、南アフリカ

分 類

カタバミ科/球根植物

別 名

ハナカタバミ(ボーウイー)、グッドラックリーフ、レディースソレル

草 丈

10~30cm

環 境

日あたりと水はけのよい屋外

増やし方

分球

花言葉

輝く心

名前の由来

葉や茎に酸味があることからギリシャ語の「酸味」に由来されています。

オキザリスの特徴

愛らしい小花を咲かせる球根植物です。種類が多く、花色や花の形だけでなく、葉色や葉の形のバリエーションも豊富です。冬から春にかけて咲く種、春から秋に咲く種、夏から秋に咲く種があり、1年を通して楽しめます。草丈が比較的低いので、群生させると愛らしい印象になります。ただし、寄せ植えには向かないので単品で植えるようにします。な
お、球根は湿気を嫌うので、水はけのよい培養土を使用しましょう。

オキザリスの植えつけ

球根が隠れる深さに

適期は7~8月。球根はやわらかいものは避け、重くて固太りしたものを選びます。球根の大きさは種類によって異なりますが、大きいものは6号鉢に5~6個、小さいものなら6号鉢に12個をめやすに植えつけます。赤玉土の小粒6、腐葉土4の割合の土を使用し、球根の頭が隠れるくらいの深さに植えつけ、日あたりのよい場所で管理します。

オキザリスの花後の管理

水やりを中止する

花が咲き終わり、葉が黄色くなってきたら水やりを中止します。

オキザリスの花がら摘み

休眠期に掘り上げる

2~3年に1回、休眠期の6~7月ごろに球根を掘り上げ、新しい土に植え替えます。用土は植えつけのときと同様のものを使用します。

オキザリスの水やり

開花中はたっぷりと

表面の土が乾いたら水やりをします。とくに開花中はたっぷりと与えましょう。

球根に黒いしみがついていた場合

球根は湿気が多いと腐りやすく、病気にもなりやすいので、花後は土を乾燥させるようにしましょう。

オキザリスの豆知識

戦後に普及した園芸植物のオキザリス

オキザリスの仲間は全世界に約800種あるとされ、日本にもカタバミをはじめ5種類が自生しています。雑草として扱われるムラサキカタバミもオキザリスの仲間です。園芸植物として利用されるのは、南アメリカまたは南アフリカ原産の種。ハナカタバミともよばれるオキザリス・ボーウイーは、天保年間に渡来しました。これ以外の多くの種は、戦後に渡来、あるいは普及したもので、斑入り葉が美しいオキザリス・デッペイや、オキザリスの中でもっとも美しいとされるオキザリス・プルプレアなどがあります。

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