花図鑑

アマリリス

華麗な花が中空の茎の先にゆれます。


アマリリス・写真1
アマリリス・写真2
アマリリス・写真3

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栽培カレンダー・アマリリス
■春に植えて夏に咲く球根植物
■存在感のある華麗な花
栽培上のポイント

球眼の植えつけは3~4月ごろ
秋に球眼を掘り上げて屋内で越冬


学 名

Amaryllis Belladonna

英 名

Belladonna Lilly

難易度

普通に育てられる

原 産

南アフリカの西ケープ地方

分 類

ヒガンバナ科/球根植物

別 名

ヒツペアストラム(別属の仲間)、ナイトスターリリー

草 丈

30~60cm

環 境

日あたりを好むが真夏の直射日光は避ける

増やし方

種まき、分球

花言葉

賛美される恋

名前の由来

古代ギリシャ・ローマ時代の詩人ベルギリウスの詩に登場する、羊飼いの娘の名にちなみます。

アマリリスの特徴

華麗なラッパ形の花が咲く、春植えの球根植物です。巨大輪や八重咲き、小輪多花種など、多くの園芸品種がつくられています。日本ではふつう春に球根を植え、初夏に花が咲きますが、室内で冬に花が咲く密封ポット入りのものは、人為的に温度処理をしたものです。

アマリリスの植えつけ

球根の肩が隠れるくらいに

適期は3~4月。先端部に傷がなく、根がたくさん出ている固い球根を選んで購入し、の赤玉土の小粒、腐葉土、バーミキュライトを混ぜた用土に植えます。深さは球根の肩が隠れる程度に浅くします。植えつけたら明るい日陰に置き、4~5日してから日あたりのよい場所に移し、水やりをします。庭植えの場合は、日あたりと水はけのよい場所に、30センチはどの間隔で植えつけます。

アマリリスの肥料

夏が終わるまで化成肥料を

葉が伸び出したら、1カ月に1回、夏が終わるまで化成肥料をやります。

アマリリスの花後の管理

花後は葉を育てる

来年も開花させるためには、花が終わったら花茎を切り取り、葉を育てるようにします。

アマリリスの掘り上げ

秋に掘り上げて屋内で越冬

10月ごろ、球根を根ごと堀り上げて、ピートモスやバーミキュライトを入れた容器に浅く埋めます。寒さに弱いので、暖房を入れない屋内で越冬させます。ヨーロッパで改良された巨大輪のもの以外は、暖地なら戸外での越冬も可能です。

葉が白っぽくなってきた場合

ハダニが発生している可能性があります。被害を受けた葉は取り除き、ケルセンなどの薬剤を散布しましょう。葉の裏に水をあてる葉水を行うと予防になります。


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