花図鑑

スイートピー

花色は豊富で、香りのよい可憐な花が咲きます。


スイートピー・写真1
スイートピー・写真2
スイートピー・写真3

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栽培カレンダー・スイートピー
■香りのよいエンドウに似た花
■矮性種なら鉢栽培も可能
栽培上のポイント

花の時期には2週間に1回の割合で液肥を施す
花がらは早めに摘み取る


学 名

Lathyrus odoratus

英 名

sweet pea

難易度

普通に育てられる

原 産

イタリア・シチリア島

分 類

マメ科/一年草・宿根草

別 名

ジャコウエンドウ、ジャコウレンリソウ、ハナエンドウ、カオリエンドウ

草 丈

30~200cm

環 境

日あたりのよい場所

増やし方

種まき

花言葉

デリケートな青春の喜び

名前の由来

マメ科で甘い香りのすることから呼ばれています。

スイートピーの特徴

茎に巻きひげがあって、ほかのものに絡ませて上に伸びていきます。一年草のものと宿根草のものがあり、一年草タイプのものは花色が豊富で、品種によって春咲き、夏咲き、冬咲き(温室で栽培)のものに分けられます。1メートルを越える草丈になりますが、鉢植えでは、支柱がなくても育てられる草丈30センチ程度の矮性種が適しています。

スイートピーの種まき

移植はしない

移植を嫌うため、6号鉢に3~4粒を点まきにして、間引きながら育てます。種皮が硬く発芽しにくいため、カッターやカミソリなどで種皮に傷をつけ、一晩給水させてから種まきをします。発芽後は少しずつ間引き、本葉が4~5枚になるころ1本になるようにします。種まきの時期が遅れると株が充実せず、翌年の花付きが悪くなるので注意します。

スイートピーの水やり

土の表面が乾いてから

5~10月の生長期には、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。

スイートピーの肥料

開花中に液肥を施す

培養土に、元肥として緩効性化成肥料を混ぜますが、開花期には追肥として2週間に1回の割合で水やりの代わりに液肥を施します。

スイートピーの摘芯

下から5~6節目を摘む

草丈が伸びる品種では、草丈が20センチほどに伸びたら、下から5~6節目あたりで先を摘み取ると、わき芽が発生して枝数がふえます。

花つきがよくない場合

あたりが悪いと花付きが悪くなり、せっかくつぼみがついても落ちてしまって花が咲きません。ベランダなど日あたりのよい場所に置きましょう。

スイートピーの豆知識

香水のもとにもなる甘い香り

地中海地域を中心に、ヨーロッパ、アジア、南北アメリカ、東アフリカに150種が分布しており、日本には同じラティルス属のハマエンドウやレンリソウ(写真)など4種が自生しています。英名でsweet pea、和名でジャコウエンドウ、別名カオリエンドウなどと呼ばれるように、スイートピーの花には甘い芳香があり、香水の原料としても使われることがあります。


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