花図鑑

キキョウ

雅な雰囲気をもつ秋の七草です。


キキョウ・写真1
キキョウ・写真2
キキョウ・写真3

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栽培カレンダー・キキョウ
■冬の寒さに強いが夏の乾燥に弱い
■初心者でも育てやすい
栽培上のポイント

花が終わったら切り戻しをする
夏は乾燥対策にマルチングする


学 名

Platycodon grandiflorus

英 名

Balloon flower

難易度

初心者でも育てやすい

原 産

日本、中国

分 類

キキョウ科/宿根草

別 名

バルーンフラワー、キチコウ、オカトトキ

草 丈

15~100cm

環 境

日あたりと水はけのよい場所

増やし方

種まき、株分け

花言葉

清楚な美しさ

名前の由来

漢名「桔梗」の音読み「キチキョウ」が変化したものとされています。

キキョウの特徴

古くから秋の七草のひとつとして親しまれてきた宿根草です。園芸品種も多く、一重咲きのはかに二重咲きや八重咲きがあり、5~6月に開花する極早生種などもあります。

キキョウの種まき

3号鉢に5~6粒を目安に

4~5月ごろ、3号鉢に種子を5~6粒まき、薄く覆土します。用土は赤玉土の小粒とバーミキュライト、ピートモスを同量混ぜたものを使用します。目なたに置いて、乾いたら水やりをします。

キキョウの間引き

元気のよい苗を2~3本残す

発芽して込み合ってきたら、間引いて元気のよい苗を2~3本残すようにします。

キキョウの定植

本葉が5~6枚になったら

本葉が5~6枚開いたころに、ひとまわり大きめの鉢に鉢上げします。用土は種まきのときと同じ割合のものを使用し、緩効性化成肥料を施します。庭植えの場合は、日あたりと水はけのよい場所に、株と株の間を10~15センチほどあけて植えつけます。耐寒性はありますが、冬の霜にはあてないようにします。

キキョウの夏の管理

ワラを敷いて乾燥対策を

夏の乾燥に弱いので、水やりを多めにし、株元にワラなどを敷きます。

キキョウの適芯

新芽を摘んで花数を増やす

春と秋に、月に1回はど速効性化成肥料をひとつまみ施します。

キキョウの切り戻し

茎を半分ほど切る

花が終わったら、茎を半分ほどに切り戻しておくと秋に再び花が咲きます。

何年か経ち元気がなくなった場合

株は古くなると元気がなくなってくるので、3年に1回、3月または10月に株分けをします。

キキョウの豆知識

キキョウの園芸品種

キキョウは日本では古くから観賞用に栽培され、家紋などの図案としてもしばしば用いられてきました。園芸品種も古くからあり、矮性種の〈ウズキキョウ〉、花色が白で二重咲きの〈シロフタエギキョウ〉、紫と白の絞りが入った〈二シキフタ工ギキョウ〉などが知られています。最近は切り花用の草丈の高い園芸品種も多く、花色が紫の〈紫雲〉、花色が薄いピンクの〈シェルピンク〉などがあります。


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