果樹栽培・ガーデニングの基本

ユズ類の育て方・栽培方法

ミカン科

ユズ類にはユズ、ハナユ、スダチ、カボス等があります。

ユズ・写真1ユズの花・写真2ユズの実・写真3

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栽培上のポイント
●収穫期にも水と肥料を切らさず、多肥多水で栽培する。
栽培上の適地
●東北地方以南。
栽培上の難易度
●耐寒性もあり、多雨や乾燥にも強く、栽培は比較的容易。

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ユズ類の果樹としての特徴

ユズ

果皮に独特の強い香りがあって、古くから料理にその香りが利用されてきました。果汁はポン酢などとして使われます。中国の揚子江上流の原産で、カンキツ類のなかでは最も耐寒怪があります。果実は100g前後で、果皮は粗く、果頂部分に乳輪状の突起があります。11月に黄色く色づくころには、果肉と果皮が離れて果皮が浮いたような状態になります。晩秋に熟しますが、果皮が緑色のうちから利用でき、摘果を兼ねて、8月下旬から未成熟な果実を収穫できます。

ハナユ

一才ユズの名で出回り、ユズより小型でユズよりも弱いものの、似た香りがあります。その名のとおり花にも香りがあり、花も食用とされます。

スダチ

ユズの近縁種で、果汁をしぼって食酢として利用します。果実は30~40gで熟すと黄色くなりますが、緑色の若い果実のほうが風味があります。

カボス

スダチと同様に、果汁を食酢として利用します。果実は100~150gで、独特の香りがあります。

ユズ類の栽培条件と品種選び

カンキツ類としては寒さに強く、多雨や乾燥にも強いため、東北地方や北陸地方でも庭植えで栽培できます。土壌は、排水性と保水性のよい、肥沃なものを好みます。ユズには「山根」「殿川」「東地」「海野」など種子のできる品種と、「多田錦」という種なしの品種があります。苗木が市販されるのは実つきが早く豊産性で、茎にとげのない「多田錦」です。ハナユには品種はありません。

ユズ類の栽培方法

植えつけ

植えつけは3月に行います。

植えつけ場所

よく日のあたる、風通しのよい場所に植えつけます。ただし、西日が強くあたる場所は避けます。

仕立て方

若木のうちからコンパクトに育てる

直立性で大木になりますが、若木のうちから枝を誘引し、開帳させると樹勢が落ち着き、早く実をつけるようになります。樹形は「開心自然形」が適しています。

剪定

樹の内部の陰枝や弱い枝などの間引き剪定を中心に行い、とくに長く伸びた枝は半分ほどに切り返します。

施肥

3月上旬、6月上旬、11月の年3回、配合肥料を施します。

摘蕾・摘果

収穫を兼ねて若い果実を摘果する

葉のない枝や少ない枝についたつぼみは摘蕾します。ユズ、ハナユは、8月下旬から10月中旬までは、収穫を兼ねて緑栄の摘果を行い、最終的に葉100枚に1果程度になるように摘果します。スダチ、カボスは、7月上旬ごろ、実つきの多い枝の摘果を行い、さらに8月上旬に、収穫を兼ねて仕上げの摘果をし、最終的にスダチは葉5枚、カボスは葉7~10枚に1果を残します。

収穫

ユズ、ハナユは11月になって、果実が黄色く色づいたら収穫します。また、摘果を兼ねて、まだ実が緑のうちから収穫できます。スダチ、カボスは成熟する9月ごろに収穫して、冷蔵庫に保存して利用します。

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