果樹栽培・ガーデニングの基本

クワの育て方・栽培方法

クワ科

房状の小さな果実は甘く、かすかに酸味がある。生食するほかに、果実酒やジャムに利用できます。


クワ・写真1
クワの花・写真2
クワの実・写真3

※画像をクリックすると拡大します

栽培上のポイント

●アメリカシロヒトリなどの害虫に注意。
栽培上の適地

●日本各地で栽培可能だが、特に東北南部より南に適する。
栽培上の難易度

●高木化しないように注意する必要があるが、栽培自体は比較的容易。

クワの果樹としての特徴

古くから薬をカイコのえさにするために栽培されてきた樹木です。放置すると、10mほどに高木化します。6~7月に、房状の果実が小さなブドウのようにたれ下がります。

クワの栽培条件と品種選び

日当たりがよく、肥沃で深い土地を好みます。果実が黒紫色に熟す従来のクワのほかに、実の白い「シログワ」、黒い「クログワ」、赤い「アカグワ」などがあります。

クワの栽培方法

植えつけは3月、根を深く張るため、植え穴を大きく深めに掘って植えつけます。掘った穴に堆肥や腐葉土をすきこんで、植えつけ後にたっぷりと水やりします。「自然樹形」に仕立てるか、支柱を使って主枝を左右に誘引する「一文字仕立て」にします。自然樹形に仕立てるときは、高木化しないように、1~2月に樹形を見ながら刈りこみ、余分な枝を整理します。1か所に多くの実をつけるため、幼栄のうちに、1か所に2~3個ずつ残して
摘果します。樹勢が強いので、肥料は控えめにやるようにしましょう。

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