果樹栽培・ガーデニングの基本

ザクロの育て方・栽培方法

ザクロ科

中国を経て持ち込まれたといわれ、庭木として栽培されてきました。南欧、北アフリカなどでも果樹として栽培されています。

ザクロ・写真1ザクロの花・写真2ザクロの実・写真3

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栽培上のポイント
●樹勢を抑え、適切な剪定を行うことがコンパクトに育てるコツ。
栽培上の適地
●北海道南部以南の日本各地。
栽培上の難易度
●土も選ばず、日当たりさえよければ栽培は容易。

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ザクロの果樹としての特徴

花を観賞する目的で栽培されるものを花ザクロとよび、果樹として栽培されるものを実ザクロといいます。花ザクロのなかでは、1樹に白黄、紅、紅白しぼりの3種の花をつける 「錦袍瘤榴」という品種が有名です。ザクロは適応力が強く、寒さや暑さ、乾燥などにも強く、土質もあまり選ばないため、日当たりさえよければ、北海道南部以南ならどこでも栽培できます。ただし、花や果実が雨に弱いのが特徴です。

ザクロの栽培条件と品種選び

土質はとくに選ばず、乾燥にも強く、年平均気温が15℃以上あれば、どのような地域でも栽培できます。甘味種と酸味種とがあり、酸味種は生食には適しません。甘味種は「大実ザクロ」として市販されます。最近では、果実が日本のザクロより2倍ほど大きく紅紫色をした 「アメリカザクロ(カリフォルニア・ザクロ)」の苗木が市販され、果樹として栽培するのであればおすすめの品種です。

ザクロの栽培方法

植えつけ

休眠期となる12~3月に植えつけを行います。植えつけ時には、植え穴の下半分に堆肥や腐葉土を混ぜ込んでおきます。

植えつけ場所

排水のよい土で、日当たりのよい場所に植えつけます。

仕立て方

幹の高さを決めたら、そこから周囲に広げるように、2~3本の主枝を伸ばす仕立てが一般的です。

剪定

剪定は、12~3月ごろに行います。幹や主枝から徒長枝が伸びて樹形が乱れてきたら、混み合った枝や徒長枝を剪定し、樹形を整然とした姿に戻すようにします。幹のもと、根際からひこばえが出ることがありますが、樹姿を乱さないために、これらは春にかきとるようにします。

施肥

収穫後に、お礼肥として配合肥料を施します。

受粉

自分の花粉でよく受粉しますが、開花期が梅雨の時期で受粉がうまくいかず、結果不良の原因となることがあります。できれば、筆先などを使って花のなかをなで回すようにし、人工授粉しましょう。

摘蕾・摘果

1か所に複数実を結んだ場合、1栄に摘果します。

袋かけ

成熟して裂開したころ、その部分から雨水がしみ込むと果実が腐敗することがあります。それを防ぐために、裂開する直前に小さなポリ袋をかけて、果実が雨にあたらないようにして完熟させるとよいでしょう。

収穫

庭植えの場合、植えつけ後5~6年で収穫できるようになります。9月下旬ごろになると果皮が黄赤色に変わり、わずかに頂部が裂果したころが収穫の適期です。

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