家庭菜園初心者・簡単野菜作り

トマト・ミニトマトの育て方・栽培方法

トマトは家庭菜園に欠かせない人気野菜です。

トマト・写真1トマト・写真2トマト・写真3

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栽培上のポイント
●ナス科と連作しない

●肥沃な場所に植える

●病害虫を防ぐ

●盛育前に育て終える

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トマトの特性

一年中出回っていますが、盛夏が旬の夏野菜です。原産地は南アメリカのアンデス地方で、高温と日当たりを好みます。最近は特に、トマトの赤色のもととなっているリコピンが、抗酸化作用の強い栄養素として注目をされています。生食だけでなく、さまざまに加工して使うことも多くなっています。

トマト・ミニトマトの品種

生食する品種として、夏に収穫する「大型福寿」「ひかり」「栗原」など、家庭菜園では病気に強い品種を選びます。ほかに、「ホーム桃太郎」「おどりこ」なども人気があります。観賞用にもなるミニトマトでは、高性種の「ココ」「ミニキャロル」「サンチェリー250」「プチ」など、矮性種の「タイニーテム」「レジナ」などがあります。

トマトの栽培方法

苗の入手

品種が多いので、ラベル表示が信用できる店で苗を購入します。色のよい大きな本葉が8~10枚ついた、がっしりとした苗を選びます。

植え場所

日当たりと水はけがよく、肥沃な場所を選びます。ただし、トマトを含め、ナスやピーマン、トウガラシ、ジャガイモなど、ナス科の野菜はつづけて作ると、連作障害といって病気を引き起こしやすくなります。違う科の野菜を植え、4~5年は間をあけるようにします。2~3週間前に、1㎥あたり2握の苦土石灰をまいてよく耕しておきます。畝幅を80cmにして中央に深さ20~30cmの溝を掘り、元肥を1株あたり堆肥1kg、化成肥料か乾燥鶏ふんなど1握りずつを施して軽くまぜます。土を埋め戻して畝のでき上がり。土質は適度に水分を含むものがよいので、火山灰や砂質土では、あらかじめ堆肥などの有機質肥料をたっぷり施し、植えつけ後は敷きわらなどをします。

植えつけ

気温が安定するゴールデンウイークのころ、暖かい日の午前中に植えつけます。50~60cm間隔で苗のポットより広く浅く掘った穴に、根鉢をくずさないようにして苗を植えます。苗をすえたら、掘った土を寄せるようにして軽く押さえ、苗を安定させます。このとき、2条植えの場合は花房が通路側に、1条植えも左右どちらかに花房がそろうよう、苗の向きを決めて植えると、収穫がしやすくなります。

支柱立て

植えつけ後、浅植えになるので支柱を立てます。根元から少し離れたところに1.5~2mくらいの支柱を立てます。2条植えならやや長めの支柱を使い、外側に立ててl.5mほどの高さで交差させて合掌式にします。いずれも、横に棒を渡して頑丈にしておきましょう。たっぷり水やりをしたら、軽く引っぱるように誘引してビニタイなどで止めておきます。

敷きわら

畝全体を敷きわらなどで厚くおおいます。これは乾燥防止のためですが、雨のはね返りを抑えるので、病害虫防除にも効果が期待できます。植えつけ前にポリマルチをする方法もあります。

腋芽摘み

トマトは腋芽もよく伸びますが、実の数を制限して栄養を行き渡らせるため、家庭菜園では中心の1本のみを伸ばす1本仕立てにします。出てくる腋芽は見つけしだい、指でかきとるか、はさみで切り落とします。

追肥

2~3週間ごとに2~3回、1株あたり1握りずつ油かすや魚かすなどを施して軽くすき込み、根元に土を寄せます。

摘芯

本葉8~9枚目に最初の花房をつけたあと、下のほうから順に本葉2~3枚ごとに花房が増えます。第2花房がつくころまでに、冷風に当たったり肥料不足になったりすると、花が落ちることがあります。落花防止と着花促進のためにトマトトーンなどのホルモン剤を利用するのも手です。第5花房まで残し、それより上は葉2~3枚を残して芯を摘みます。

ミニトマトの栽培方法

7号深鉢(矮性種は5~6号鉢)と水はけ、水もちのよい用土、緩効性化成肥料を用意します。用土は赤玉土5、腐葉土3、バーミキュライト2、軽くしたいならピートモス4、バーミキュライト4、川砂2に、苦土石灰をまぜたものなどにします。鉢底に発泡スチロールなどを入れ、用土を少し入れたら、根鉢を軽くほぐして苗を植えつけます。乾燥に注意して水やりをし、梅雨明けからは腐葉土を2~3cmの厚さに敷きます。草丈が20cmを越えたころに支柱を立て、高性種は第2花房が結実したところで摘芯し、第1花房の腋芽1本を伸ばすようにほかを芽摘みします。これを3段行ったら芯を止め、それ以上大きくしません。結実後は液体肥料を週1回、化攻肥料の置き胆を月2回施し、葉面施肥里専門スプレーを10日ごとに散布します。

トマトの収穫

盛夏の高温乾燥は落花したり、病害虫の発生が増えたりするので、植えつけ後はできるだけ早く成長を促すのがコツです。収穫は開花後、45~50日で実が十分に赤くなったものから行います。実を横向きにするだけで簡単にとれます。食べきれない分は、ジュースや煮詰めて裏ごししたピューレーにします。ピューレーはできたてを、20分ほど蒸し器で消毒した熱い保存ビンに入れ、ふたをゆるめにして再び蒸し器に15分。冷ましてからふたを閉め、冷蔵庫で保存します。

トマトの病害虫

梅雨期ごろから葉、茎、果実が枯れる疫病には、ダコニール、ダイセン、オーソサイドなどを散布。ジャガイモから離して作ること、過湿と乾燥を防いで雨のはね返りを抑えるマルチングや敷きわらなども効果があります。しおれて立ち枯れ状態になるのは、青枯れ病や萎凋病で、いずれも根から起こります。土の消毒は不十分になりやすいので、ナス科の連作を避け、耐病性のある品種を選ぶようにします。葉が縮れる、針のようにとがる、モザイク状の斑点ができるなどのモザイク病は、株ごと焼却処分するしかありません。害虫はアブラムシ防除をします。

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