家庭菜園初心者・簡単野菜作り

サツマイモの育て方・栽培方法

たっぷり太らせて甘いイモを収穫します。

サツマイモ・写真1サツマイモ・写真2サツマイモ・写真3

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栽培上のポイント
●水はけと通気性をよくする

●肥沃な場所を避け、肥料分を控える

●つる返しでイモの数を制限する

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サツマイモの特性

サツマイモは根茎ではなく、葉柄の基部から出た不定根の一部が肥大したものです。中央アメリカ、メキシコあたりを原産とするイモで、日本では沖縄から鹿児島へ、そして全国に広まりました。加熱すると甘みが強く出ることと、食物繊維が多いのが特徴です。やせ地でもよく育ち、性質が強健で育てやすいうえ、エネルギー源としても優秀なイモですから初めて野菜づくりをする人も心配無用。つるをたどるイモ掘りも楽しみです。

サツマイモの品種

関東を風靡した「紅赤(金時)」は栽培が困難で、市場でも少なくなりました。いまは育てやすく、ほくほくした食感の「ベニアズマ」、早掘り用の「高系14号」が出回ります。ほかに、皮も実も黄白色の「コガネセンガン」、紅イモの「ムラサキマサリ」など、形や大きさだけでなく、色の異なる品種、土地に合った品種も多く出ています。

サツマイモの栽培方法

日当たりが不可欠で、20~35度の高温でよく育ちます。沖縄や九州でも早掘りをするときは、ビニールハウスなどで栽培しています。青森以北では栽培が困難でしょう。発芽させる条件も作りにくいので、苗を入手して植えつけます。

植え場所

土が湿っているとつるぼけになったり、太らず繊維の多いイモになったりします。土は深くよく耕しておき、水はけが悪い場所では高畝にするか、砂やパーライトなどをすき込んで水はけを改善します。このほか、日当たりが悪かったり、窒素分の多すぎるときにも起こりやすいので、植えつけ場所選びに注意します。植えつけの1~2週間前、深さ15cmの溝を掘り、溝の底に草木灰や完熟堆肥、腐葉土などを5~6cmの厚さに埋めます。さらに、やせ地なら、過リン石灰か化成肥料を薄くまき、間土が10cm以上になるよう、溝の左右から土を掘り上げます。高畝になるようにして、畝間は60cmにします。

苗選び

菜が5~6枚ついただけの茎が、サツマイモの苗です。これを教本まとめたものが、5月上旬ごろに売り出されます。種イモから発芽させたものを切りとってあるので、首に根はありません。茎が太く充実したものを選びます。入手した苗は植えつけの前日から一晩、水につけて吸水させます。

植えつけ

小高くした畝の頂点に、30~35cm間隔で苗を畝に平行に寝かせます。そのまま土中に押しつけるように、2~3cm押し込みます。普通は水平に植えますが、早掘りしたいときは斜めに深く植えたり、直立に植えたりします。葉のつけ根から両側にイモが出ます。つけ根と土が密着するよう、上から土を押さえ、たっぷり水やりをして乾燥させないように管理します。

発根

だいたい地温が18度くらいあれば、2~3日、遅くとも10日ぐらいで発根します。早く植えたいときはマルチングをすると、地温が上がるとともに雑草が生えるのも防げます。植えつけ後はしおれたような感じになりますが、根がないためしかたありません。心配せずに水やりをします。発根すると芽もどんどん伸びてきます。

追肥、土寄せ

元肥が十分で、茎葉も元気よく伸びているようなら、特に追肥の必要はありません。砂質土のような保肥力の悪い畑は植えつけ40日前後に、林間や畝間に化成肥料を1株あたり1握り追肥として施します。つるが2~3本伸びたところで、雑草をとり除き、軽く耕して土寄せします。耕すことで土に空気を含ませ、イモを太らせることができます。

つる返し

つるは気温が上がるにつれ、勢いよく伸びるようになります。やせ地でも育つサツマイモならではの旺盛さです。あまり植え広がっても収拾がつかないので、つるをいったん持ち上げ、つるから出ている根をちぎるようにします。これをつる返しといいます。ついでに雑草もとり、草木灰か消石灰を少しまきます。つるではなく苗から伸びた根に養分を集中させることで、イモの質がぐっとよくなります。

サツマイモの収穫

早掘りは8月の旧盆ごろから可能です。普通は10~11月に収穫です。さぐり掘りをして太り具合を見ながら、時期をはかります。何株もあるなら1株を試し掘りしてみます。最初に、地上部を全部刈りとり、つるをたぐるようにしてイモを掘り上げます。途中で切れてしまうと、イモをとり残してしまうので気をつけます。たくさん収穫するときは、イモを傷つけないよう、広くスコップで周囲を掘ってもよいでしょう。掘ったイモはそのまま半日ほど天日にさらすと、甘みが増します。ベニアズマは太いものがおいしく、細いものは筋立っておいしくありません。十分に太らせたイモはほくほくとして、甘みもたっぷりあります。しかし、とり遅れると表面が裂けたり味が落ちたりするので、霜がおりる前には掘り終えます。保存するときは乾燥と低温を嫌うので、新聞紙などにくるんで室内に置きます。霜がおりない場所に穴を掘り、空気が通るようにして埋めておく方法もあります。なお、紅赤は収穫後すぐに質が落ちるので、よい保存はできません。

サツマイモの病害虫

病害虫対策は不要なぐらい丈夫ですが、葉を食害するエビガラスズメ、ハスモンヨトウなどのイモムシが発生するとやっかいです。葉が巻いているのは、イモコガの幼虫です。これらの害虫は見つけしだい捕殺するか、デイブテレックスやエルサンを散布します。根を食べるのはコガネムシの幼虫なので、薬剤散布で防除します。病害に対しては、無菌の種イモから苗をつくり、耐病性を高めてあります。

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