家庭菜園初心者・簡単野菜作り

メロンの育て方・栽培方法

品種を選べば露地栽培も可能です。

メロン・写真1メロン・写真2メロン・写真3

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栽培上のポイント
●水はけのよい畑に堆肥類をたっぷり施す

●病害虫対策の為に接ぎ木苗を入手

●収穫数を抑えておいしい実を作る

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メロンの特性

ルーツは北アフリカといわれており、欧米や中国へと伝わるにつれ、さまざまな品種が生まれました。マスクメロンと呼ばれる香りのよい高級メロンは、19世紀に作られたものを改良したアールス系です。美しい網目からネットメロンともいわれ、現在では日本独自のものとなっています。しかし、温室などの設備が必要なだけでなく、栽培も非常にむずかしいため、家庭では露地メロンという、比較的つくりやすいものが主流です。

メロンの品種

マクワウリとの交配種「プリンス」「金太郎」「金銘」「アリス」などの露地メロンが作りやすいでしょう。綱目のある露地メロンには、「サンライズ」などがあります。

メロンの栽培方法

ウリ科の中では連作障害が少なく、土質もそれほど選びません。高温乾燥を好むので、発芽がむずかしいようなら市販のポット苗を入手して植えます。

植え場所

植え場所 日当たりと風通しがよく、水はけのよい肥沃な場所を選びます。種まき、植えつけとも、2週間前に幅150cmの高畝を作ります。株間90皿で直径30興.深さ30cmの穴を掘り、1カ所につき堆肥と腐葉土を1~1.5kg、化成肥料100gを施して土とよくまぜます。その上に掘り返した土を埋め戻しておきます。畝全体にポリマルチをし、地温を上げるようにします。

種まき

3月の彼岸以降、気温が安定してからまきます。1カ所に種を3~5粒じかまきし、薄く覆土をして押さえ、たっぷり水やりをしたらホットキャップなどで保温します。発芽温度は28~30度とかなり高いので、日陰になるような場所では発芽しません。発芽したら本葉3~4枚までに、間引いて1株にします。暖かくても発芽は30~40日ほどかかります。

苗を植える場合

4~5月になったら市販の接ぎ木苗を入手し、タネまきと同じ準備をした場所に、やや浅植えになるよう植えつけます。苗は耐病性のある本葉3~4枚の接ぎ木苗がよく、節間が詰まったものを選びます。ホットキャップは収まらなくなるまではずさず、保温を続けます。

摘芯

植えつけて2~3週間ほどすると、つるも伸びてくるので、親づるを5~6節で摘芯して子づるを出させます。子づるは3~4本にして葉が22~23枚のところで摘芯します。つるが絡まないように誘引しながら、孫づるを出させ、ここに結実させます。子づる1本に2~3個結実が見られたところで、先端を2~3節残して摘芯します。

追肥、敷きわら

親づるの摘芯後、子づるが伸び始めたら、抽かす、米ぬか、魚かすなどの有機質肥料を追肥として施します。軽く中排、土寄せをしたら、畝全体に敷きわらをします。以降、雌花の開花時や実が卵大になったころなど、様子を見て2~3回追肥をしては中耕、土寄せをします。成長が旺盛なら必要ありません。

人工受粉

子づるの6節目以降の孫づるから出ている、雌花を結実させます。日当たりが不足したり低温や30度を越えるような高温が続いたりすると、受粉が行われず花が落ちてしまいます。窒素分が多すぎて成長がよすぎ、なかなか実をつけないこともあります。実つきが悪いときは、雄花の花粉を雌花の柱頭にふれさせる人工受粉を行います。また、トマトトーンなどのホルモン処理剤を、規定量に合わせてスプレーする方法もあります。

摘果

マスクメロンなどは1株1個に摘果し、栄養を集中させることで味をよくしています。露地メロンも1本の子づるに2~3個にし、1株全体にあまりたくさん実をつけさせないようにします。最終的には6~8個になるよう、卵大になるまでに摘果します。

メロンの収穫

開花後40~50日で成熟するので、開花日や人工受粉の日をラベルに書いておくと、よい目安になります。その品種の成熟までの日数を、知っておくことが重要です。果皮の産毛がなくなったころ、へたがとれやすくなっているころなど、見た目にも変化が出てくるので、とり遅れないようにハサミで切りとり収穫をします。

メロンの病害虫

高温乾燥を好むといっても、日本の夏のような猛暑はメロンにとっては暑すぎです。しかも湿気が多く、病害虫の発生も自然と増えてしまいます。メロンが温室で作られているのは、発芽や初期生育中の保温などの効果もありますが、病害虫対策の意味も大きいのです。マスクメロンにくらべれば、紹介している露地メロンの被害は小さいですが、やはり病害虫対策は重要です。せっかく育てていよいよ収穫というころ、株が全体に枯れてしまうことがあります。この最もやっかいなつる割れ病は、土壌感染や種にあらかじめ菌が入っていることから発生するので、発病したら処分するしかありません。ただ株を抜いだけでは、3年ほど菌は生きられるので、徹底した消毒も必要です。防除策としては、耐病性の高い種類の接ぎ木苗を植えます。つる割れ病ほど急激ではありませんが、つる枯れ病も徐々に葉やつるが枯れます。薬剤散布で拡大を抑えます。このほか、アブラムシは樹液を吸いとるだけでなく、モザイク病を媒介するのでやっかいです。アブラムシがつきにくくなる反射マルチ(シルバーマルチなど)を使い、見つけしだいすぐに除去します。ウリ科に多いうどんこ病やハダニの発生には、専用の薬剤を散布しますが、うどんこ病に強い苗も売られています。葉に斑ができたり傷んだりすると養分が不十分になり、最終的には味も落ちるので、早めの対策が必要です。

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