家庭菜園初心者・簡単野菜作り

ジャガイモの育て方・栽培方法

土寄せでイモを大きくしていきます。

ジャガイモ・写真1ジャガイモ・写真2ジャガイモ・写真3

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栽培上のポイント
●無菌の種イモを入手

●土に葉茎が残るので連作しない

●芽かきをして実の質を高くする

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ジャガイモの特性

南アメリカのアンデス地方の原産で、15~20度の冷涼な気候を好み、昼夜の温度差があるとよく成長します。日本では北海道あたりの気候に合った品種が出回っていますが、適応力があって暖地でも育てられます。デンプン質とはいえカロリーはごはんの半分で、ビタミン類も多く含むため、肉料理のつけ合わせに用いられます。5月に咲く白や紫色の花もかわいらしいです。

ジャガイモの品種

いくつか種類は出ていますが、多産の早生種「男爵」、中生種「メークイン」が多く、暖地の秋植えなら晩生種の「農林1号」「デジマ」が多く出回ります。

ジャガイモの栽培方法

食べるジャガイモを土に埋めても、たいていは芽が出ないように処理されていたり、ウイルスをもっていたりして、うまく収穫できません。種イモと呼ばれる種苗検定済みの、無菌のイモを植えつけます。夏の暑さで成長が止まってしまうので、春づくりで夏に収穫するか、涼しくなってから植える秋づくりにします。病害が少ない春づくりのほうが成功しやすいでしょう。

植え場所

水はけ、水もちのよい砂質土か粘質土を好みますが、あまり土質にはこだわらなくてもだいじょうぶです。酸性土の適応力もあるので、どこでも植えられます。土は深めによく耕して幅60~70cmの畝をつくり、水はけが悪い場所では畝を高くします。深さ20cmの植え溝を掘り、元肥に堆肥、腐葉土などを1株あたり2握りとなるように施します。元肥と底土をまぜ、掘り上げた土を5~6cmの厚さになるように埋め戻して間土とします。

種イモ

よい種イモを選ぶことが、よい収穫に直結します。種イモは親株からウイルスが入らないよう、種イモ用に栽培されたものです。信頼のおける園芸店で購入するようにしす。大きな種イモは、植えつけの1~2日前に必ず芽をつけて30~40gに切り分けます。芽がたくさんあるほうを上、へこんだへそのあるほうを下にして、縦に切ることがたいせつです。へそとは、親株の根につながっていた部分です。切り口はそのまま乾かしておきます。

植えつけ

霜がおりなくなったら早めに、3月までに種イモを植えつけます。株間30cmで間土の上に種イモを置きます。覆土が7~8cmの厚さになるよう土を戻して、軽く踏み固めるように押さえます。

土寄せ、保護

芽が出てくるまでの1カ月と発芽後の幼苗は、遅霜対策が重要です。気温が安定する4月下旬ごろまでは、軽く土寄せし、発芽したら芽の上にも土をかぶせたり、もみ殻や切りわら、腐葉土などを厚くかけたりして防寒対策にします。

芽かき

すべての芽が出てくると、1株から5~6本も芽が伸びますが、養分が分散して充実した成長が行われなくなってしまいます。そこで、発芽して1カ月ほどして芽が10cmになったところで、弱い芽をかきとって1~2本にします。このときむぞうさに芽を引っぼると、元が一つですから種イモごと抜けてしまうこともあります。残す芽の根元を押さえ、かきとる芽は横に倒すようにして引っぱります。地上部だけでなく、つけ根から抜きとるようにします。

追肥、土寄せ

芽かき後とその2週間後に、追肥をして中耕、土寄せを行います。1株あたり化成肥料1掘りを、株の周りにばらまき、軽く排して土を寄せます。土寄せは畝間を掘って株元に土をかけます。2回で3cmぐらい高くなるようにします。

薬剤散布

病害虫防除は、ウイルスを媒介するアブラムシや疫病の防除が中心となります。また、薬剤が効かない青枯れ病などは、見つけしだい抜きとり処分して病害の拡大を抑えるようにします。

ジャガイモの収穫

6~7月ごろ、茎葉が黄色く枯れ始めたら、試しに1株掘ってみて大きさを確認します。新しくできたイモが十分大きくなっていたら、株ごと引き抜いて収穫します。とり残しのないように、ていねいに土の中を確認しましょう。掘り出すのは天気のよい日を選び、半日ほど天日にさらしておきます。長く置きっぱなしにしているとイモが緑色になってくるので、土が乾いたら、箱などに重ならないように並べて日陰に保存します。

ジャガイモの病害虫

葉が縮れたり、大きく展開しないのはウイルス病、イモにかさぶたのような病斑ができて質が落ちるのが、そうか病。種イモがそれらの病原菌を持っていなくても、元肥が未熟だったり、収穫後に茎や根が土に残ったままだったりすると、これらの病気が発生しやすくなります。無菌のタネイモを入手するのにあわせ、土壌に有機質肥料を用いる場合も十分な注意が必要です。収穫期ごろ長雨が続くと、株がとけるように腐る疫病が発生します。ダイセン水和剤や鋼水和剤を予防散布しておきます。害虫では、茎葉を食害して丸坊主にしてしまうテントウムシダマシが大敵です。ジャガイモを食い荒らしたあとはナスやキュウリに移っていくので、早めの防除がたいせつです。オルトラン、ダイアジノン、ディプテレックスの散布が効果的です。アブラムシの防除にも有効です。乗を食害する害虫にはジャガイモガは、イモが地表に出たところから入り込み、実際の被害は収穫後のイモの食害です。イモを隠すように土寄せし、オルトランやパダンなどを収穫前に散布します。

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