家庭菜園初心者・簡単野菜作り

キュウリの育て方・栽培方法

夏キュウリが丈夫で作りやすいです。

キュウリ・写真1キュウリ・写真2キュウリ・写真3

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栽培上のポイント
●肥沃な場所に植え、追肥も十分に

●敷きわらで乾燥を抑える

●定期的な薬剤散布で病害虫防除

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キュウリの特性

キュウリには雄花と雌花があり、温度や日照の影響で落花したり結果したりします。原産はインド北部で暑さには強いほうですが、暑かったり日が長いと、雌花のつきが悪くなる傾向があります。日本伝来のルートがいくつかあって品種育成が積極的に行われ、着果習性が異なる多くの品種があります。家庭菜園では、売られている苗を活用した支柱栽培と、夏にタネをまく夏キュウリ栽培が一般的です。夏キュウリは、季節が過ぎてからつくるため「余まきキュウリ」ともいいます。

キュウリの品種

支柱栽培なら「夏すずみ」「さつきみどり」「近成四葉」など、夏キュウリは「露しらず地這」「青長地這」「ときわ地這」などがよいでしょう。

キュウリの栽培方法

初めてつくるなら、暑さや強い日ぎしに負けず、病害虫にもおかされにくい夏キュウリ(主に地這い性キュウリ)がよいでしょう。支柱キュウリよりも失敗が少ないので栽培しやすいです。

まき場所

水はけと通気性のよい肥沃な場所を選びます。やせ地なら種まきの1~2週間前に、堆肥や腐葉土をたっぷりすき込んでおきます。畝づくりは、幅90~100cmにして深ささ20~30cmの溝を掘ります。1株あたり堆肥2kgと化成肥料2握りになるよう、元肥を入れてまぜ、掘った土を戻して5~10cmの高さにします。

種まき

夏キュウリは地這い品種が多いですが、その場合種まきは晩春から初秋までまけます。支柱仕立てにする立ち性品種なら、4月中旬~5月上旬にまきます。30~40cm間隔で直径10cm深さ1~2cmほどの円形に穴をあけます。ビールびんの底などを押しつければよいでしょう。1カ所に4~5粒の種をまき、軽く覆土をしてからたっぷり水やりをします。

ホットキャップ

保温とタネバエの害を防ぐために、ドーム型に支柱を立ててビニールなどをかぶせ、ホットキャップをつくります。ホットキャップは市販品もあります。

間引き

4~5日もすると芽が出るので、日中、25度以上になってきたら、通気穴をあけるかどニールを破って、中が蒸れないようにします。本葉4~5枚になるまで、大きさに合わせて徐々に破り、キャップをとったら元気のよい1本を残して、ほかを間引きます。

追肥

間引き後すぐ、株間に抽かすや魚かすを1握りずつ施します。その後は、3~4週間ごとに畝間に2~3回施します。地表に置くのではなく、軽く土を耕すようにして(中耕)、根元に土を寄せます(土寄せ)。実がなってからは収穫が終わるころまで、肥料切れすることのないよう追肥を続けます。

敷きわら

梅雨に入る前には厚く敷きわらをして、乾燥や雨のはね返りを防ぎます。根が地表近くに張るので乾燥しやすいうえ、大きな葉からの蒸散量も多いので、油断するとすぐに水切れを起こしてしまうためです。

摘芯

地這い性種では、つるが横に広がって伸びます。40~50cmに伸びたら、先端を摘芯して腋芽を伸ばすようにします。この腋芽を伸ばした子づる4本と、その孫づる(子づるの腋芽が伸びる)だけにします。

支柱栽培法

支柱栽培は、病害虫対策も重要です。苗は本葉2~3枚で節間が詰まり、がっしりした苗を選んで植えつけます。収穫は5月下旬~7月中旬ぐらいです。

植え場所

夏キュウリと同じように準備します。畝幅は70mにします。

植えつけ

4月中旬~5月上旬の暖かい無風の日を選び、株間40cmでやや浅植えにします。根鉢はくずさず、植えつけ後に軽く水やりをしたら、トマトの項を参照して支柱を立てます。葉が大きく風の影響も受けやすいので、春先などの強風時には、よしずや寒冷妙で風よけをします。

植えつけ後の管理

伸びたつるを支柱に誘引しては止めていきます。子づると孫づるは2葉で摘芯します。追肥や中耕、敷きわら、土寄せなどの作業は、夏キュウリと同じです。

キュウリの収穫

株を疲れさせないよう、1番未は小さいうちに切りとります。以降も、できるだけ若いうちに、早朝につけ根をハサミで切りとって収穫します。

キュウリの保存法

長期間の保存には塩漬けが向いています。水洗いした1kgのキュウリを、漬け物容器にきっちり並べては、用意した150~200gの塩を1握りずつまき、最後にたっぷり振りかけて、赤トウガラシ3本を散らします。押しぶたをして1kgの重しをすれば完成。暑い時期は10日に一度、容器を傾けて水を出し、煮立てて冷ましてからかけ直します。ピクルスならキュウリ5本に対し、塩小さじ4、つけ汁(酢1カップ、砂糖2分の1~3分の2カップ、塩小さじ2分の1)、ベーリーフ2~3枚、赤トウガラシ2~3本を用意します。つけ汁を煮立て、冷ましてから煮沸消毒したびんに、水けをふいたキュウリ、その他の材料と一緒に培け込みます。

キュウリの病害虫

かなり病害虫の発生しやすい野菜で、トマトやメロン、スイカと同じくらい注意が必要です。薬剤散布は2~3週間に1回、雨が降らない日を選んで定期的に散布するようにします。下葉から徐々に上のほうへと角ぼった黄色の斑点が広がっていくのは、梅雨どきに多発するべと病です。雨後にはダイセンやダコニールなどの散布が必要で、ダコニールの散布はうどんこ病にも効果があります。梅雨前にダイセンを1~2回、予防散布しておくとよいでしょう。つる割れ病は土壌感染するので、カボチャを台木にした接ぎ木苗にするしかありません。地ぎわから感染し、やがて枯死するつる枯れ病は、多湿と肥料切れに注意し、トップジンMかダイセンなどを散布します。根を食害するのはウリハムシの幼虫です。葉や果実を食害する成虫には、マラソンの散布が有効です。アプラムシには除虫菊乳剤を散布します。オルトランやアドマイヤーなどの粧剤を根元にばらまいておくと、茎葉部から汁液を吸収する害虫に対して効果的です。

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