園芸植物病害虫図鑑

ホコリダニ類

チャノホコリダニ、シクラメンホコリダニなど

小さくて姿は見えないため、症状から発生の判断が必要です。

チャノホコリダニ(害虫)・写真1チャノホコリダニチャノホコリダニ(ナスの被害)・写真2チャノホコリダニ(ナスの被害)シクラメンホコリダニ(害虫)・写真3シクラメンホコリダニ

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ホコリダニ類の特徴

新芽や新葉、つぼみなどに寄生

体長が0.2~0.3mの小さなダニで肉眼で確認することは困難です。症状によって発生を知ることになります。チャノホコリダニ、シクラメンホコリダニなどがあります。チャノホコリダニは、成虫、幼虫とも新芽やつぼみなど、生長中のやわらかい部分に寄生して汁を吸います。寄生された部分は茶褐色になり、新芽は萎縮し、葉は奇形葉になります。つぼみについた場合は萎縮し、奇形花となります。一般には5~10月に発生し、とくに夏に被害が多く発生します。冬は成虫のまま越冬します。樹木よりも草本作物に被害が多く発生します。ナスなどに寄生すると、果実のへタがサビをふいたようになり、被害が拡大すると果実全体もさびをふいたようになります。同時に葉も変形し、芯止まりや孔あきになります。シクラメンホコリダニが開く直前の葉や芽に寄生すると、芽や葉が変形したり発育が止まり、被害が大きいとその部分は枯死します。花芽につくと花弁の奇形や部分的な変色を起こします。

ホコリダニ類の対策

発生初期に殺ダニ剤を散布

梅雨明け後、多発しはじめる時期に症状が見られたら、ケルセン乳剤、バロックフロアブルなどの殺ダニ剤を、1週間おきに数回、菓裏にていねいに散布します。ただし、ナスの場合はケルセンの散布により薬害が発生するため、バロックフロアブルを用います。

ホコリダニ類の予防法

入手時に要チェック

外部からホコリダニを持ちこまないことが最大の予防法です。被害の発生しやすい植物を入手するときは、新薬や新芽に異常がないか細かくチェックし、ホコリダニに寄生されていないものを入手しましょう。

ホコリダニ類の被害の多い植物

●ミカン●イチジク●キウイフルーツ●クリ●ナス●トマト●キュウリ●スイカ●ピーマン●ニンジン●シクラメン●ガーベラ●デルフィ二ウム●アザレア●ベゴニア●ゼラニウム●ダリア●キク

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