園芸植物病害虫図鑑

縮葉病(糸状菌病)

葉が火ぶくれのように縮れたりよじれたりします。


縮葉病(桃)・写真1

縮葉病(桃)

縮葉病(桃の葉)・写真2

縮葉病(桃の葉)

縮葉病・写真3

縮葉病(葉のしおれ)

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縮葉病の症状の特徴

葉が奇形になり落ちる

開きはじめた若い葉が、淡緑色や紅色で火ぶくれのようになり、不規則に縮れて、よじれなどによって奇形になります。病害が進行すると葉の表面が白いカビで覆われ、落葉します。その後の発病はありません。まれに幼果や枝にも発生します。3~4月の葉の展開時期に雨が続くと多発します。

縮葉病の対策

摘み取って焼却処分

発病後の薬剤による防除法はなく、発病した葉は摘み取って焼却処分します。

縮葉病の予防法

発芽直前に薬剤散布

新芽が発芽する直前に、ビスダイセン水和剤をていねいに散布すると発生を予防できます。

縮葉病にかかりやすい植物

●ウメ
●モモ
●アンズ


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