園芸植物病害虫図鑑

カイガラムシ類

イセリアカイガラムシ、ウメシロカイガラムシ、クワシロカイガラムシ、カメノコロウムシ、ツノロウムシ、ルビーロウムシ、ナシマルカイガラムシ、ヤノネカイガラムシ、タマカタカイガラムシなど

吸汁による被害だけでなく、すす病の原因にもなります。

ナシマルカイガラムシ(害虫)・写真1ナシマルカイガラムシイセリアカイガラムシ(害虫)・写真2アカイラガルビーロウムシ(害虫)・写真3ルビーロウムシ

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カイガラムシ類の症状の特徴

ろう物質に覆われて寄生

種類も多く、姿や習性、被害の様子も異なります。一般に樹木に寄生しますが、なかには草花の根や洋ラン、サボテンなどに寄生するものもいます。貝殻に似た殻を被っているものや、体表に粉状の物質をつけるコナカイガラムシ類、ろう物質で体が覆われたロウムシ類のような害虫がいます。孵化したての幼虫は脚があって移動しますが、成長すると脚が退化し、幹や枝などに固定して生活するようになります。ただし、コナカイガラムシ類は成虫になっても自由に動きまわります。寄生した植物から汁を吸うため、植物の生育が阻害されて、ひどい場合は枝枯れや衰弱し、最悪の場合は枯れてしまいます。また、排泄物にすす病が発生する場合もあります。

カイガラムシ類の対策

ブラシでこすり落として駆除

体が殻やろう物質で覆われ、薬剤が浸透しにくいため、一定の大きさにまで成長した害虫には薬剤が十分に効果を発揮しません。コナカイガラムシ類以外のものでは、枝や幹についたカイガラムシを、ブラシなどでこすり落とすことが効果的です。コナカイガラムシ類は、樹皮の割れ目などに隠れて越冬する性質をもつものが多くいます。9月末頃までに、主枝や亜主枝の中央部にクラフト紙製の誘殺バンドを巻き、12~2月に取り外して焼却
します。薬剤を効果的に使うには、幼虫が卵から孵化した直後がポイントです。孵化の時期や発生回数はカイガラムシの種類によって異なります。

カイガラムシ類の予防法

休眠期にマシン油乳剤を散布

冬期、カイガラムシが休眠している時期に、マシン油乳剤を散布すると、ロウムシやイセリアカイガラムシ以外のカイガラムシの発生の予防に効果的です。また、枝が混んで風通しが悪くなると多発する傾向があるので、枝を間引いて風通しを良くすると予防に有効です。

カイガラムシ類の被害の多い植物

●ほとんどすべての庭木
●多くの果樹
●洋ラン類

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